新潟県のきのこ | 三十九さんの部屋

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新潟県のきのこ

ISBN978-4-86132-398-0 C0045

新潟日報事業社
著者 新潟きのこ同好会
2010年6月20日 初版第1刷発行
定価 2,000円(税別)

新潟きのこ同好会のメンバーが執筆。
「新潟県で出会えるきのこ260種」がキャッチフレーズ。
表紙の一番大きな写真を飾っているのはセイヨウタマゴタケ(Amanita caesarea)。
この本にもほかではあまりお目にかかれないケモノヒラタケ、タカネキヌメリガサ、スナジアカヤマタケ、カマドシメジ(仮称)、シロムラサキシメジ、カキシメジモドキ、オオカキシメジ、マツバラシメジ、ニセツルタケ、カッパツルタケ、セイヨウタマゴタケ、ミヤマタマゴタケ、コガネクリタケ、キイロツチスギタケ、アサギフウセンタケ、フジイロタケモドキ、フジイロタケ、チャオオフウセンタケ、フジイロフウセンタケ、ナツノカワムラフウセンタケ、ブナフウセンタケ、キヒダフウセンタケ、アオアシフウセンタケ、アイカシワギタケ、コシノウスムラサキフウセンタケ、ハイムラサキフウセンタケ、ヤマブキフウセンタケ、キンチャフウセンタケ、アサクラフウセンタケ、オオトガリコゲチャフウセンタケ、カワムラアブラシメジ、ウスムラサキアブラシメジ、ムラサキズボタケ、サザナミニセフウセンタケ、フタイロニセフウセンタケ、シラガツバフウセンタケ、キツネフウセンタケ、コガネツムタケ、ウメハルシメジ、キアミアシヤマドリ、コシノムラサキハツ、ススケドクベニタケ、ブナベニタケ、ヒメチチモドキ、シロミヤマホウキタケ、ムラサキイロガワリハリタケなど今まで他の図鑑には載ったことのない種類や新産種などが多数掲載されている。(仮称)以外はみな学名もちゃんとついたものであり、新たに国内で確認された(日本新産種)ものが多いと思われる。
特に上記のアサギフウセンタケ~キツネフウセンタケはみなフウセンタケの仲間であり、他の図鑑ではまずお目にかかれない。なぜかというと、この本の監修者で新潟きのこ同好会会長の宮内氏はフウセンタケが専門のようである。
そのため、フウセンタケの仲間がかなりというか異様なほど充実しているが、その反動で?他の種類がかなりスルーされている場合もある。
あと、メンバーがそれほど玄人はだしの人たちというわけでもないようで、ちょっと残念な写真も多い。
しかし、他では見られない種類が多数掲載されているというだけでも価値がある。