ヌメリスギタケモドキ | 三十九さんの部屋

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ヌメリスギタケモドキ(滑杉茸擬) pholiota aurivella

担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱ハラタケ亜綱ハラタケ目モエギタケ科スギタケ属
pholiota ポリオタ(ギリシャ語「pholios」(鱗)から)
aurivella アウリウェラ(金色の毛皮のような)

春~秋、広葉樹の枯れ木に発生、特にヤナギ類に多い。
中型~大型。カサは饅頭型から平らに開き、湿時粘性あり。
表面には三角形大型の鱗片がつくが、脱落しやすい。
また乾燥すると光沢が出る。
カサの肉は厚く黄色。
ヒダは直生~上生して密。淡黄色から胞子の成熟に伴いさび褐色となる。
柄は黄褐色でさび褐色の鱗片を密生するが後に脱落する。
上方に繊維状のつばがつくが早くに落ちる。
柄には粘性はない。

11月下旬、御苑内のマテバシイの幹に発生。
カサに粘性なく(乾燥しているからか)大きな鱗片がない。
柄にも粘性がない。
よく似たヌメリスギタケとは、柄の粘性の有無(ヌメリスギタケは柄に粘性あり)と
胞子がモドキのほうが大型であることから区別する。
下の写真は近くのマテバシイの幹に発生していた痕跡とでもいうべき老菌。

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近くのマテバシイでは、根本から異様な形のひこばえか根のようなものがたくさん伸びているものがあった。
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