ネンドタケ | 三十九さんの部屋

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ネンドタケ(粘土茸) Phellinus gilvus

担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱タバコウロコタケ目タバコウロコタケ科キコブタケ属
phellinus ペリヌス(コルク質の)
gilvus ギルウゥス(汚黄褐色の)

米2013年5月6日追加
最近キコブタケ属(Phelinus)が複数の属に分割されるようで、このネンドタケの属も変わって学名も「Fuscoporie gilva」になるのだそう。種小名は属名にあわせて性別が変更される。

広葉樹の枯れ木に発生。
柄はなく、半ば背着生。
カサは半円形で扁平から断面くさび形。
表面は黄褐色~さび褐色~暗褐色でイボ状~剛毛状突起をもつか、ほとんど無毛。
肉質はコルク質。
カサ裏面は微細な管孔で黄褐色。

以前にネンドタケモドキのほうを書いたが、こちらが本家?ネンドタケ。
モドキのほうが木肌に張り付いた皮のような姿だが、こちらはまだサルノコシカケの仲間のような姿をしている。といっても、この個体はまだそういう形をしているほうで、もっと木にへばりついたような個体が「フィールドブックスきのこ」に掲載されている。
その姿から、最初はてっきり「カワウソタケ」かと思った。

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2013年9月20日追加
2012年11月、京都府内で撮影。表面は微毛で覆われている。