これについては、千葉県立総合博物館のFさんから関係者に連絡があり、テレビ局から番組放送用にきのこの写真の提供を求められているとのことだった。
午後5時30分前からそのコーナーが開始され、テーマは「AKB(ええきのこびっくり)48」ということで、放送中にきのこを48種類紹介するというものだった。
ゲストとしてスタジオに(株)ホクトの研究員である「榎」さんが登場。きのこの研究者で「エノキ」さんとはできすぎた話。関係ないが、「きのこの達人」として知られる人に「イグチ(井口)」さんという人もいる。
スタジオにはホクトで試験中のようなきのこがいくつか並べられ、ヌメリスギタケやホシアンズタケもあった。スタジオでキャスターらがムキタケを焼いたものを試食していた。また、カンゾウタケの特徴である、赤い汁を出してみせていた。さらに、今ホクトが販売に向けて試験中というホンシメジも試食した。なお、ホンシメジは「ヤマサ」が最初に人工栽培に成功し、現在は「タカラバイオ」も商品化している。
VTRでは、リポーターが「きのこに夢中な人」として、フリーライターの「堀博美」氏と接触。この堀氏は山と渓谷社から「きのこる」という本まで出版したきのこフリークで、食べ物や生物としてのきのこだけでなく、きのこをとりまくあらゆる事象に興味を抱いている。
リポーターと堀氏は滋賀県にある「菌(くさびら)神社」へ。きのこ関係者には有名なスポット。そして、森林公園でフウセンタケの仲間やニガクリタケ、エリマキツチグリを見つけていた。
きのこの栽培工場では「黒あわび茸」(ヒラタケの仲間)の栽培現場を見学し、料理を試食した。
秋になるときのこを取り上げる番組が増えるが、そのたびにきのこ関係者には画像や情報提供などの依頼が増える。