チチタケ黄色型 | 三十九さんの部屋

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チチタケ(乳茸) Lactarius volemus

担子菌門ハラタケ亜門ハラタケ綱ベニタケ目ベニタケ科チチタケ属
lactarius ラクタリウス(乳液のある)
volemus ウォレムス(大きな西洋なしの一種)

夏~秋、広葉樹林地上に発生。
その名のとおり、傷つくと白い乳液が出る。乳液は乾くと茶色っぽくなり、べとべとになる。
全体的に赤っぽいオレンジ色。
ヒダは白から黄色っぽくなり密。
乾燥すると干し魚のようなにおいがする。

栃木県では「ちたけ」と呼ばれて大変人気があり、これが入った「ちたけうどん」や「ちたけそば」が名物らしい。彼の地では平地にあるものはとりつくされて、危険を冒して険しい山に分け入り、遭難する人もいるらしい。

普通はもっと赤っぽい色だが、写真のものは非常に黄色みがつよいタイプ。他にも黒っぽいタイプ、赤いタイプもあり、ベニタケ科の分類を研究している人はそれぞれ別種である可能性を指摘する。

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チチタケ4タイプ。
左から黒いタイプ、模様タイプ、赤いタイプ、普通の(オレンジ)タイプ。

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栃木県で売られているという「ちたけつゆ」。