大船渡線のうち、気仙沼から盛までの区間はBRT、ようするにバスにより運転されている。
鉄道時代は1本の路線だったが、今は路線が分断されたりルートが変わったりで
気仙沼から盛へ行くバス、その途中の陸前高田止まりのバス
陸前矢作から盛へ行くバス、その途中の陸前高田止まりのバス
という4通りが、JR東日本のBRTシステムで運行されている路線である。
このままだと、上鹿折駅がハブられてしまうので、ミヤコーバスの路線を使用して、気仙沼駅から上鹿折駅までの区間をBRT区間に入れている。これは本当に普通のバス路線で代用している。
さて、私が乗るルートは、気仙沼から長部、陸前高田を経由して、盛へ至るルート
12時56分に気仙沼駅を出発。
ところがこのバスは陸前高田止まりで、陸前高田で陸前矢作発の盛行きに乗り換えというもの。
乗客は2人。私ともう1人。しかしこの1人は八幡大橋駅で降り、そこから20分以上乗客は私だけという状態で陸前高田まで運行することに。
13時27分 陸前高田駅到着
この駅は、みどりの窓口がある駅で、大船渡線の主要駅の一つである。
震災後も、仮復旧した時からみどりの窓口は営業したという。
そして、山側に移転し、写真のような駅ができた。
2018年4月からは元の駅があった海側に移転するため、この駅舎の役目は終わるとのこと。
(跡地付近には栃ヶ沢公園駅という陸前矢作発着のバスのみが乗り入れる駅ができる)
震災で被災→仮復旧→山側に移転→海側に再移転という流れは、気仙沼線の志津川駅とまったく同じな上に、駅舎まで同じというのは何かの運命だろうか
5分後、陸前矢作からの盛行きが到着、乗り込む。
7分後、次の駅で下車
まちなか陸前高田駅。ネーミングセンスなんとかならなかったのか。
2017年のゴールデンウイーク前に開業した駅で、後ろに見えるショッピングセンターのために地元の要望で設置された駅。
駅と言うよりは・・・・
バス停
本当にこれしかないのでバス停である。
周辺はまだ整備中のところが多いが、ショッピングセンターの周りにレストランやカフェなどが営業しており、車などでの来場者が多いところ。
震災以前の中心市街地だったところで、2018年4月には先ほど登場した陸前高田駅が戻ってくる。
場所はこれの近くだが、整備中区域の中で、どこかはわからず。
陸前高田駅がやってくるとなると、まちなか陸前高田駅は位置が被るためこちらは廃止。
単なるバス停とはいえ、1年足らずで廃止されるわけで、短命の駅ということになる。ちょっとややこしい。
ショッピングセンターなどを散策し、時間をつぶしつつ、隣の駅まで歩く。
途中から整備中の区域に入り、本当に道が合っているのか不安になりつつ、隣の駅に到着。
高田高校前駅。高田高校の最寄り駅ということだが、高校そのものは坂を上った先にあるので、駅から校舎は見えない。
こちらも単なるバス停である。
この駅も2018年4月に移転される予定で、高校の近く、山側に移設される。
このバス停でしばらく待つと次のバスが来たので乗車。
次の高田病院前駅は国道でまっすぐすすめばすぐなのだが、バス停の位置の関係か少し遠回りをする。
ただ、この高田病院前駅も移転される予定で、その際にはルート変更があるので、遠回りしてる感じは解消されるようだ。
さらに海沿いへ進み、小友駅からは鉄道時代の跡地を利用した専用道区間を走行。
景色も良く、スムーズに進む。
このまま終点まで乗る勢いだが、下船渡駅で下車。
この駅は、鉄道時代の駅舎が残る駅。BRT区間は東日本大震災で被害を受けた区間であり、駅舎含め駅施設が流失した場合が多い。
そのため、下船渡駅のように鉄道時代の駅舎が残る駅は貴重な存在である。
駅舎は待合室になっており、奥にトイレがある。無人駅。
20分くらい待つと、次のバスが来た。これで終点まで向かう。
下船渡から先は大船渡市の市街地に入るため、景色も開けてくる。
10分程で終点の盛駅。
こちらも鉄道時代の駅舎が残る駅で、有人駅。みどりの窓口も営業している。
駅舎内は待合コーナーがほとんどっていうところだが、多くの通学利用者で椅子は全部埋まっており、普通の鉄道の駅と全く変わらない。
きっぷうりばの端にひっそりと駅ノートがあり、記入。
さすがに18きっぷ期間と言っても、本線から逸れたローカル線の終点ということもあり、駅ノートの書き込みは少ない。
2018年最初の書き込みが私になってしまった。
(2017年最後の書き込みは「北大阪発!服部の駅巡り日記」の服部さん)
何度か写真で見ていた盛駅にようやく到着。さて、ここからは三陸鉄道。
ここから先はまた後で・・・・。