彼女は日に日に健康を取り戻していった。

沢山の男士達が彼女を支え、食事は無農薬の野菜が沢山。綺麗な空気で、心配事は近侍が背負ってくれる。


それぞれの執務室で事務作業を行う事も多くなった。

境目の襖は開けてある。

もし彼女に何かあってもすぐに気付く事が出来るし(まぁ、近侍の薬研がその辺りは抜かりないだろう)、それぞれ閉じ籠もっていても何だか味気ない。


他愛のない会話を楽しみながらの執務は楽しかった。時々手が留守になっているぞと近侍から指摘されるが、そんな会話も楽しみの一つだった。


そういう喜びを、

僕は、

ずっと覚えていようと思った。


こんな稀な経験をする審神者もそういない。

本丸を引継いで、更に引継ぎ返す。


沢山の出会いと別れを、僕はこの一年で経験する・したのだ。

後から思い出しても輝かしい日々になるだろう。