【刀剣男士達はご飯を食べるのかという疑問から湧いた妄想】③
おわらない、、、
ていうか、核心に行けない。。。
刀剣男士の皆さんはご飯食べるのか?という疑問ですけど、もう皆さんご飯食べる前提になってます、はい。
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籠城は何日も続き、食料が底をつき掛けている。
短刀などの小さい刀達は、食べる量が少なく、その分消化も早い。
腹が減るのも当然だろう。
特に、動きたい盛りの獅子王と愛染国広は、我慢も限界だったのかも知れない。
・・そこで、思い余って倉庫に盗み食いに入ってしまった。
自分は、一度食べれば何日か口にしなくても耐えられる。
しかし、お小さきもの達なれば、それは難しい事だろう。
(だが・・・それではいけない)
石切丸は、袋に放り込まれた食材を棚に戻しながら二人に説教を垂れる。
「駄目じゃないか。ここにあるものは、この本丸を支える大事な食料ですよ。特に、刀である我々よりも、“人”の方が、耐えるのは厳しいはずですが」
棚にしまう手は、すぐに止まってしまった。もともと量は少ないのだ。
完全に空いてしまっている棚もあり、もう本当に残り少なくなってしまっているのを、石切丸は実感した。
「オレ達だって、腹減ってるんだ!仕方ないだろう?!」
悪びれる事なく言う獅子王に、カッとしながらも、瞬間的に吸った息を怒鳴るのに使うのではなく、そのまま大きく吐き出した。
「確かに、そうだね。君たちは小さくて、食の回転が早い」
だろ?と、食べ物に手を伸ばす獅子王を、愛染国広はそっととどめた。眉間に皺を寄せて怒りを収めようと努める石切丸を、愛染国広は怯えつつ眺める。
「駄目ですよ、獅子王」
石切丸は、二人に目線を投げ掛けた。
われわれ刀剣は、いざとならば、意識を本体に戻して冬眠状態になればいい。それで何年でも過ごすことが出来る。
が、人はどうか。
飲まず食わずでは、何日もせずにその体から意識が抜け、その間に体は朽ちてしまうだろう。
我ら主殿も同じ。
主殿がそのようになってしまっても、君たちは大丈夫なのかい??
諭すように、石切丸は二人に伝える。
二人の気持ちはよく分かるし、苦言を伝えるのは心苦しい。
それでも、伝えなければならない。
石切丸は、ただただ彼らに話が伝わるようにと、祈った。
「ちっ、分かったよ!!」
獅子王は捨て台詞を吐いて、さっさと倉庫を後にした。愛染国広も、「ごめんない!」と言いつつ、倉庫を出て行った。
彼らの姿を見るともなしに見送った石切丸は、しばらく、倉庫に止まった。
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刀剣乱舞