刀剣男士の皆さんって、
ご飯食べるんすかね?

飢饉になったら嫌だよね と、
小夜左文字さんは言ってたから、
なんか食べるのかな?と思いつつ。

本丸籠城してたシチュエーションで、
妄想働かせます。

今うちにいる子しか出てきませんし、
まだあまり接していないので、
もしかしたらその子達と性格が違う感じかもしれませんが、
ご容赦!!


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【刀剣男士達はご飯を食べるのか?という疑問からわいた妄想】①

「君たち、そこで何をやっているんだい?」
夜中の倉庫で何かの気配を感じた石切丸は、寝間着のまま燭台に火を灯し、見回りに行った。
倉庫の扉はうっすらと開いており、中から明かりが漏れ、コソコソとした話し声が聞こえる。
危険な感じはしない。
石切丸は気配を消して覗き込んだ。
そこで見たのは、二人の短刀達が何やらごそごそとやっている姿だった。

声を掛けられた二人は、驚いて振り向く。
まるで双子のように息があっているな、と石切丸はぼんやりと思った。
「しまった、見つかったぞ!」
「隠せ隠せ!!」
獅子王と愛染国広は、慌てて持っていた袋に何かを入れる。
ついでに口の中にも詰め込む。
石切丸は呆れながらも、察したように二人に近づいた。そして二人の前に仁王立ちになり、分かりやすく大きなため息を吐いてみせる。
「二人とも、隠しても無駄ですよ。お見通しです」
わざと鷹揚に、彼らの隠そうとした袋を取り上げると、石切丸は中を覗き込み、やはり、と目を閉じた。
「盗み食いは、駄目ですよ。皆、平等に困っているんですから」
ため息混じりに、縮こまる愛染国広と開き直る獅子王に語りかけた。
石切丸は彼らを不憫に思いながらも、言葉を続けた。

ここはとある時代の、とある本丸。
時の政府から命を受けた“とある審神者なるもの”が、数多なる刀剣男士達を刀から顕現させ、戦の本拠地としている。
規模は小さいものの、刀工や飾り職人が何人か常駐する町工場のような場所だった。
本丸の周りには大きく庭が取ってあり、鍛錬の為の館も設えてあった。馬の世話をしたり畑仕事をしたりすることも出来る。

その本丸の審神者は、自身も土いじりが好きだったのか、よく刀剣男士達に混じって畑仕事をしていた。
他にも、鍛錬を怠らない刀剣男士達や馬番をする刀剣男士達にも、気さくに声を掛け掛けて回っていた。

明るい笑顔の審神者としての主を、ここにいる刀剣男士達は皆好いているようだった。

その人は審神者としての能力は高かったが、体はあまり丈夫な方ではなく、戦の後には何日か寝込むこともあるようだった。

心配する短刀達が季節の花を手折って皆で押し掛けた時は、無理を押して体を起こし、それぞれの頭を撫でて微笑んでくれたという。

そんな平和な本丸だった。

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