今日のいきいきの集合時間にGoodなシーンを観ることが出来た。

多少うるさくても良い、先生が真剣に子供達の意識を確認しようとする行為、「なぜだと思いますか?」や「どうしたらいいと思いますか?」の問いを投げ掛けること、コレめちゃくちゃ主体性を引き出すのに効果的なんです。

間違っていようが正しかろうがどうでもいい。
自ら手を挙げ言葉を発するという訓練は、言葉で関係性が築けない野生動物が行う肉体的接触(ちょっかい等の軽微な暴力)から脱皮するための第一段階なのです。

自分で言葉を発するという事は、その言葉の意味をある程度理解しその言葉の効果を知っておく必要があります。
子供は所詮子供です、カッコいい正義の言葉や自分はできているような表現を使いたがります。

指導者はこの子供の習性をうまく利用して、「相手を責めない」「有言実行の確認」「手本になれるか」などの主体性の要素を含んだ返答(叱咤激励)をしてやればよいのです。

毎日このような問答を10分程度行うだけでも、問答者以外の傍観的な児童にも感覚価値観として取り込んでいきますので、意識は成長していきます。
子供達にとって個別指導ほど効果の薄い指導は有りません。子育てとは学問を身に着けさせる能力開発ではありません。
生き方という人生開発力を養うことが子育てなのです。

ライオンや牛、馬等の野生動物の子育てが、学問を指導しているのではない事から理解できるはずなのですが・・・。