「讃岐百景」「新さぬき百景」などに選ばれている景勝地「双子浦」の東、国道436号のカーブに廃ホテルがあった。
廃業からおよそ20年を経た2021(令和3)年解体着手。
2022(令和4)年7月跡地にオートキャンプ場が整備された。
それによりあるものの存在が露わになった。
おわかりいただけただろうか?
山の中腹、緑に飲まれた廃墟の姿。
県内有数の景勝地である双子浦にはかつて、濤洋荘と八景園というホテルに加えてもう1軒、峠の稲荷の辺りに旅館があったはずという薄い記憶はあった。
バブル期以降、その灯りは消え、樹木に覆われ、その存在があったのかなかったのか曖昧なものとなっていた。しかし、あったという記憶は間違いではなかった。
それがこの物件。
存在を知る人は少ない。
屋号不詳。
その全貌は窺い知れず。
樹木の侵食が激しい。
荒れ放題。
近づいてはいけない。
捕まるヨ。