JR瀬戸大橋線乗車の際、通過する度に気になっていた備中箕島駅で車窓から見える風景。

 

 

おわかりいただけただろうか?

 

 

墓が山盛り。

 

 

これと同じ現象を鳥取県境港市のJR境線余子駅近くで見られる。

 

墓地は箕島踏切を渡った先の小山の上に墓が密集。

 

 

一部基礎部分が露出しているが、自然のものなのか人工的に積み上げたものなのか判然とせず。

 

 

昔々、この周辺は吉備の穴海という海域で、江戸時代の干拓事業などによって陸地化。

 

 

そのため地面を掘れば水が湧き出るから盛土をして葬ったものなか、元々海に浮かぶ小島だったものを墓地にしたものなのか不明。

 

 

背後に回ってみると斜面或いは法面が人工的に保護されている。

 

 

程なくして踏切の警報音がけたたましく鳴り、特急しおかぜが通過。

 

 

続いて、特急南風アンパンマン列車が通過。

 

 

「備中箕島駅」は、岡山駅(岡山市北区)から宇野駅(玉野市)に至る全長32.kmのJR宇野線にある15駅のうちのひとつで、1939(昭和一四年)1月1日、宇野線の妹尾駅-早島駅間に新設開業。

 

 

宇野線に加えて本四備讃線直通の瀬戸大橋線双方の区間に含まれる。

 

 

宇野線及び本四備讃線直通児島止まりの普通列車のみが停車する。

 

 

茶屋町方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅。棒線駅のため、岡山方面行きと四国方面行きの双方が同一ホームに発着する。

 

岡山駅管理の無人駅で駅舎はない。

 

 

ホーム中央付近と南端から直接ホームに入る形になっている。

 

 

駅前は自転車天国。

 

 

整然と駐輪している自転車群の中で、法面に豪快に駐輪している4台は自転車界のスター!?

 

 

ホーム上に簡易待合所が設けられている。

 

 

なお、トイレは設けられていない。

 

 

待合所内に簡易式のICOCAチャージ可能な自動券売機、簡易型自動改札機が設置されている。

 

 

列車は通勤通学時間帯および夜間に上り2~4本、日中及び下りは概ね1時間に1本が停車する。

 

 

日中、宇野方面へは二駅児島寄りの茶屋町始発宇野行を利用。

 

 

駅前はお寺、駅裏は墓地。

 

 

なんてステキな物件。

 

 

日中停車する列車は上下概ね1時間に1本ずつ。

 

 

停車する列車は少ないが、本四備讃線、高徳線、土讃線、予讃線の直通列車が通過するため意外と多い。

 

 

快速マリンライナーが上下合わせて4本。

 

 

合間に児島止まりの各駅停車。

 

 

土讃線特急南風。

 

 

この他に予讃線しおかぜに加え、高徳線特急うずしおが上下合わせて1日に4本、早朝及び夜間にサンライズ瀬戸が上2本の通過も間近で見られる。なお、順光は午前墓地側、午後ホーム側。

 

◆施設概要

【名称】備中箕島

【所在地】岡山県岡山市南区箕島字濱前617-2

【所属事業者】西日本旅客鉄道株式会社

【所属路線】宇野線(宇野みなと線線)※瀬戸大橋線含む

【キロ程】10.2km(岡山起点)

【駅構造】地上駅

【旅客ホーム数】1面1線

【乗降客数】201人/日(2019年)※降車客含まず

【開業日】1939(昭和一四)年1月1日

●周辺施設

海母山正福寺 約15m 徒歩0分

岡山市南区役所妹尾地域センター 約1.3km 徒歩15分

岡山少年院 約1.5km 徒歩20分