山陰と山陽の桜の名所をそれぞれ1ヵ所ずつ前後編に分けて紹介。

 

前編の山陰は、境港随一の桜の名所「境台場公園」。

 

 

同所を訪れた先月末、250本の桜が満開。

 

 

桜の開花シーズンは、夜間、ぼんぼり点灯やライトアップが実施される。

 

 

点灯時間は日暮れから22時。

 

 

境台場公園は、江戸時代末期の1863(文久三)年、鳥取藩内の重要港湾に築かれた8つの台場のひとつ「境台場」の跡地。

 

 

その役目は明治維新とともに終わり、1897(明治三〇)年、境町(現 境港市)に払い下げられた。

 

 

国の指定文化財(史跡)に1988(昭和六三)年7月27日指定された。

 

 

公園の北東隅にある灯台は、1895(明治二八)年に開設された山陰最初の灯台のレプリカ。

 

 

1934(昭和九)年消灯し、1965(昭和四〇)年に解体されたが、1991(平成三)年に復元したもの。

 

 

満開の桜の中に立つゴシック式の慰霊塔。

 


 

1927(昭和二)年8月24日夜、美保湾沖で行われていた日本海軍連合艦隊の夜間無灯火演習で、巡洋艦「神通」と駆逐艦「蕨」、巡洋艦「那珂」と駆逐艦「葦」の二重衝突事故が発生して大破。「蕨」と「葦」の乗組員約120.名が犠牲となった。事故の翌年11月、当時最新技術であった鉄筋コンクリート造の慰霊塔が建立された。山陰最古級のコンクリート建築として市の文化財に指定されている。

 

また、土塁上の黒松も市の文化財に指定されている。

 

 

六地蔵。

 

 

・・・ひっ!!

 

 

首が・・・

 

 

灯りが消えた深夜、公園内を歩くと六地蔵の辺りで後ろから黒い影が追いかけて来るという。

 

 

あくまでも噂、都市伝説の類。

 

 

検証する予定はない。

 

はまるーぷバスメインコース「52.台場公園・海とくらしの史料館入口」下車すぐ。

 

 

◆概要

名称:境台場公園

所在地:鳥取県境港市花町

●アクセス

バス:はまるーぷバスメインコース「52.台場公園・海とくらしの史料館入口」下車すぐ

徒歩:水木しげる記念館より東に約1Km徒歩12分