平安時代に活躍した陰陽師、安倍晴明に肖ろうと後世の陰陽師が日本各地に晴明塚を建立した。
そのひとつが、浅口市金光町占見にあり「安倍晴明の墓」ともいわれている。
この周辺に晴明が天文観測のために屋敷を構えていたという伝説がある。
昔、この周辺にまで海が入り込んでいて、浦が見えるという意味の「浦見」だったが、占いの名手である安倍晴明が星を見るために当地に滞在していたという伝説から「占見」に転訛したとも伝わる。
清明塚は狭隘な路地が網目のように走っている住宅の奥にあるため、自動車での進入は不可。
金光駅周辺の有料駐車場を利用推奨。なお、駅及び塚周辺にも順路などを示す道標はないため、たどり着くには多少の困難を伴う。
主な順路。
浅口市立金光中学校前を直進。
新川を越えて直進。
突き当りを右。
2本目丁字路を左。
大宮神社・日吉神社を右回りに進む。
神社裏。
迫池の左手奥の山の麓。
個人宅の石垣の沿って右。
狭隘な路地の左手。
その一角に清明塚がある。
玉垣で囲まれた一坪ほどの空間がそれ。
旧金光町が設置した案内看板が有る。
なお、塚のある裏山に清明のライバルとされる蘆屋道満の有縁地がある。
◆概要
名称:清明塚(阿部清明の墓)
所在地:岡山県浅口市金光町占見1916
アクセス:JR金光駅下車北口より約1キロメートル徒歩15分
備考:駐車場なし
◆参考資料