〽げんこつ山のたぬきさん おっぱい飲んで 寝ん寝んして

 

 

でっかい狸の石像が立っているのは、げんこつ山ではなく、香川県高松市の屋島山上。

 

 

屋島寺本堂の隣に見える一組の狛狗ならぬ狛狸。

 

 

向かって右が牝で、左が牡。

 

左の牡狸は四国狸軍団の総大将と称される讃岐屋島の太三郎狸。

 

 

屋島の太三郎狸は、佐渡の団三郎狸、淡路の芝右衛門狸と並んで日本三名狸に数えられている。

 

 

蓑山大明神之由来

屋島太三郎狸

 その昔、弘法大師さんが四国八十八ヶ所開創のみぎり、霧深い屋島で道に迷われ蓑笠を着た老人に山上まで案内されたと言う。のちにその老人こそ太三郎狸の変化術の姿であったと信じられております。

 屋島の太三郎狸は佐渡の団三郎狸淡路の芝右衛門狸と共に日本三名狸に称されいています。太三郎狸は屋島寺本尊十一面千手観音の御申狸又数多くの善行をつんだため、土地の地主の神として本堂の横に大切に祭られ、四国狸の総大将とあがめられ、その化ヶ方の高尚さと変化妙技は日本一であった。

 尚屋島太三郎狸は一夫一婦の契も固く家庭円満、縁結び、水商売の神特に子宝に恵まれない方に子宝を授け福運をもたらす狸として全国よりの信者が多い。

 

以上、由来書き看板全文転載。

 

太三郎狸は、別名「禿狸」とも呼ばれており『平成狸合戦ぽんぽこ』の「太三朗禿狸」のモデルだとされる。しかし、禿狸は太三郎狸の弟分で、高松市番町の浄願寺に棲む狸とだといい、寺内に「白禿大明神」として祀られている。また、かつては浄願寺境内だった高松市立中央公園に禿狸の石像が建立されている。

 

 

讃岐屋島の太三郎狸は、阿波の金長狸、伊予松山の隠神刑部狸と合わせて四国三大狸と称されている。

 

四国全土を狸軍団が制圧して狸王国を樹立し、四国には一匹の狐を入れずの鉄則を貫き通したという。

 

蓑山大明神脇の「蓑山塚」には、参拝者が奉納した狸の置物が多数見られ、狸王国を実感できる。

 

 

さらにその奥に鎮座しているのが「屋島稲荷」。

 

 

あだん、狐、居るし。

 

◆概要

名称:蓑山大明神(みのやまだいみょうじん)

所在地:香川県高松市屋島東町1808屋島寺本堂横

御神体:太三郎狸

ホームページ:

駐車場:有

●アクセス

自動車:高松自動車道高松中央ICより30分、JR高松駅より30分