江の川と馬洗川の合流地点から上流側500メートル地点を走る国道375号の道路橋、三次市三次町と同市十日市町とを結ぶ赤色のアーチ橋は三次市のシンボル。

 

 

江の川本流に西城川、馬洗川が合流する架橋地点の有様が巴を連想させ巴峡と呼ばれていることから橋の名称は「巴橋(ともえばし)」。

 

 

江戸時代、川への架橋は防衛上などの理由から認められず、ここに渡船があるのみで、仮設の橋が架けられたのは江戸末期。明治時代以降、巴橋と命名され1888(明治二一)年木橋に架替、1938年(昭和一三)年コンクリート橋に架替、1983年(昭和五八)年現在のアーチ橋に架け替えられた。架橋後、1992(平成四)年と2010(二二)年に塗り直しが実施された。

 

 

車道部分は片側一車線で、歩道が橋の両側に設けられている。歩道には花壇があるほかに展望台も設置されており、市民の憩いの場所となっている。

 

 

橋及び橋周辺からは、鎌倉時代に築かれたと推測される連郭式山城「比叡尾山城」や稲生平太郎が肝試しに登った結果、祟りに見舞われ妖怪が大挙して押し寄せてきた「比熊山」、2018年(平成三〇年)3月31日で旅客営業を終了、翌4月1日付で全線廃止となった「JR三江線」跡が見える。

 

 

また、この橋周辺で三次の夏の風物詩「三次の鵜飼」が行われる。

 

 

川の中、岩の上に建つ灯籠は、厳島神社の跡地。

 

 

なお、三次もののけミュージアムは巴橋西詰から約1キロメートル。

 

 

おお、こんな所に鳥取県!!皆生菊乃家の営業車。

 

 

この出会いはおそらく妖怪の仕業。