関西を中心に甚大な被害を齎せた台風21号が去った二百十日過ごろの夕刻、空一面を覆った巻積雲。

 

 

巻積雲は高度5~13kmに発生する上層雲で、秋の季語であるうろこ雲・いわし雲・さば雲などの俗称を持つ。

 

世界の広い地域でほぼ年中見られるが、日本では秋に多く見られるため、秋の象徴的な雲だとされている。

 

 

黄金色に実って頭を垂れた稲穂の向こうに見える赤く染まった大山。

 

 

秋ね。

 

◆参考文献

『よくわかる気象・天気図の読み方・楽しみ方』 木村龍治 監修 成美堂出版 発行

『半井小絵の季節の小箱』 半井小絵 著 かんき出版 発行