境港市教育委員会発行の「境港市の文化財ハンドブック」によると、2017(平成二九)年3月現在、市内にある市指定文化財は28点(38件)ある。
江戸時代、夜道を歩く通行人の安全を守るため、村の入口や分かれ道には石造りの常夜灯が設置されていた。境港市内にも多くの常夜灯が設置されていたが、現在では花町に2基、竹内町に1基、高松町に1基の計4基が残存するのみ。常夜灯の表面に様々な神名が刻まれていることが、鳥取県西部地域の特徴。
JR境線・高松町(愛称:すねこすり)駅の東、南北に走る旧外浜往来沿いにある石造の常夜灯は、1826(文政九)年に建立されたもので、高さは2メートルを超す。
竿の部分に神名が見える。
境港市指定文化財
登録番号:24-4
指定名称:石造常夜灯
文化財の種別:民俗文化財(有形)
指定日:平成23年9月1日
所在地:境港市高松町
公開状況:公開
所有者:高松町自治会
アクセス
徒歩:米子空港より25分
鉄道:JR境線・高松町駅より徒歩1分
バス:はまるーぷバス生活コース高松町駅下車徒歩2分