年間23万人以上が訪れるという小豆島屈指の観光スポット「エンジェルロード」。

 

 

エンジェルロードは、土庄町銀波浦から中余島、小余島を経て大余島に至るおよそ500メートルの砂州の道。

 

 

干潮時に海底が露出し、陸地と島がつながる「トンボロ現象」という地学現象です。

 

 

砂州から池田湾を一望。

 

 

県立小豆島中央高校(小豆島町蒲生)は、2017年4月1日開校。

 

 

海辺の廃ホテル濤洋荘(土庄町淵崎)、山上の廃ホテル八景園(小豆島町蒲生)。

 

 

いずれのホテルも90年代初め頃にはにぎわっていたように記憶。濤洋荘は国道沿いに立地していることもあり、心霊スポットとしても知られているようです。なお、所有者により管理されており、また壁や天井が崩落する危険があるため立入禁止。無断侵入した場合、日本国の法律により処罰されます。

 

エンジェルロードは昔、潮干狩りの名所でしたが、県の観光ポスターや「大切な人と手をつないで渡ると願いがかなう」というキャッチコピーでの売出しが成功して観光客が増加。

 

 

2009年1月にNPO法人「地域活性化支援センター」が主催する「恋人の聖地」に認定されています。

 

 

押し寄せる観光客の中には、岩礁を走ったり、島の崖をよじ登ったりの危険な行為をする者多数。ケガや死亡事故が発生した場合の責任の所在は所有者にあるというのが町の見解。

 

 

中余島と小余島は私有地のため、2014年に所有者は観光客の安全対策工事を条件に土庄町と年間2,500円で賃借契約を締結。

 

所有者は度々安全対策の実施を申し入れるも、町はロープを張っただけ。そのロープも絵馬掛けに利用される始末。

 

 

2016年には年間賃料が40万円に増額されるも安全対策は放置。

 

このため所有者は町に対して抗議の意味合いを込めて、今年6月26日に立入禁止看板が設置するに至りました。

 

 

この事態が全国的に報じられる事態に至り、町は所有者と再度交渉。町が観光客への安全対策を取ることを条件にお盆前の8月10日、看板が撤去されました。

 

不祥事で全国的に知られることになりましたが、更に広く知られることになったとプラスに捉えて、安全対策を実施して「災い転じて福と為す」にしていただきたいものです。

 

なお、ロード入口に鎮座する蛭子神社にもお詣りください。

 

 

幸あれ。

 

●アクセス

自動車:土庄港から5分、池田港から15分、草壁港から25分

バス:オリーブバス国際ホテル下車徒歩3分

徒歩:土庄港より25分