デパートやスーパー屋上のゲームコーナーや駄菓子屋の片隅、喫茶店などにあったテーブル筐体のアーケードゲームの初期の名作を挙げれば、スペースインベーダー(タイトー・1978)、平安京エイリアン(TSG・1979)、パックマン(ナムコ・1980)、クレージークライマー(日本物産・1980)、ドンキ―コング(1981)、Mr.Do!(ユニバーサル・1982)ゼビウス(ナムコ・1983)など。どれもメジャーなものばかりですが、名作の影に隠れた秀作も幾多有ります。ただし、歴史の狭間に埋もれてしまっているので分からない&思い出せない。なので、なんとなく覚えているものをサルベージ。

 

敵キャラの言動にインパクトがあって覚えていた、「Fantasy」は、奇数面横スクロール、主人公トムが女の子シェリーを救う、偶数面固定の全8面(1面はほぼ固定かも)の横スクロールアクションゲーム。近所の駄菓子屋に有り、1ゲーム10円か50円だったと記憶。

 

シェリーが奇数面でさらわれ、偶数面で救出された直後にまたさらわれるという無限ループ。敵は海賊、プテラノドン、ゴリラ、虎、野蛮人、ヘリコプターなど。このゲームの特徴としては、敵味方共によくしゃべること。

 

シェリーの助けを求める「Help Me」が「屁ぇ こいでみー」に聞こえるとんだ空耳アワー。

 

そして、野蛮人が発する「うんばらばら うんばらばら」という謎の呪文は、「惟神霊幸倍坐世(かむながらたまちはえませ)」 の空耳アワー 「うんばらば~ いらっしゃいませ」の元ネタ。

 

■タイトル: Fantasy(ファンタジー)

■分類:アクション
■機種:アーケード
■制作:新日本企画(エス・エヌ・ケイ)
■発売:1981年

※「レトロゲーム研究室」様より転載