アーケードの総延長2.7km、総延長としては日本一となる高松中央商店街。小売店や飲食店など約1000店舗が軒を連ねており、一日の通行量の平均は平日が約13万人、休日が約14万人。なお、1日平均13~4万人の通行量は、阪急うめだ本店における入店客数の1日平均とほぼ同じぐらいの数字(平成26年度入店客数48,955千人※阪急メンズ大阪を含む)です。※平成27年3月期決算補助資料より
その一番北に位置する丸亀町商店街の歴史は古く、安土桃山時代にまで遡ります。豊臣秀吉の四国制圧の後、生駒親正が領主として赴任。高松城築城後の1588(天正一六)年、丸亀(現在の丸亀市)から商人をこの地に移住させたことに由来すると伝わります。1988(昭和六三)年に開町400年を迎えています。折しもバブル絶頂期で、全国的には右肩上がりの景気が永遠に続くと信じられていた世情の裏で、郊外に大型ショッピングセンターの進出、中心市街地周辺の駅前再開発など、商店街凋落の危機は着々と迫っていました。また高松においても、地価暴騰により中心市街地から住民が消え、まちは空洞化。それに加え、瀬戸大橋の開通により大手資本の進出によって競争が激化。後年、明石海峡大橋開通による消費の流出も発生し、急速に中心市街地が衰退していきました。
同商店街では開町400年記念事業を開催した頃から危機感を持ち、視察などで全国の再開発の失敗例を学び、1990(平成二)年度に再開発計画を立案。土地の所有権と使用権を分離し、全長470mの商店街をA~Gの7街区に分けて再開発を計画。テナントリーシングなどの運営をまちづくり会社が主導し、行政に頼らない自前での再開発を実施しました。
およそ15年後の2005年1月に一番北側に位置するA街区の再開発工事着工、06(平成一八)年12月完成。
A街区2004年12月の様子
2014年11月の様子
2006年12月の様子
2014年4月の様子
2006年12月の様子
2014年11月の様子
B・C街区は2008年1月再開発工事着工、10年1月オープン。
2014年4月の様子
G街区は2010年3月再開発工事着工、12年3月竣工。同年4月19日オープン。
2010年2月の様子
2010年5月の様子
2011年4月の様子
2011年9月の様子
2014年4月の様子
2016年1月の様子
詳細は以下のPDF資料をご覧ください。なお、資料は285ページに及びますので、ダウンロードの際にはご注意ください。
「高松丸亀町まちづくり戦略 高松丸亀町How to まちづくり」 高松丸亀町商店街振興組合