圓流院で妖怪天井画を心ゆくまで堪能。
軽―――い足取り!?で、阿弥陀堂への参道をスキップ♪
そこに、じと―――――――っとまとわりつくような視線・・・
周りは新緑の木だらけ・・・
なのに、なんなのだ!!この恐怖感は・・・
木霊
要は木の霊魂である。どの木にも宿るわけではなく、やはり特定の木ということになる。外見は普通の大木と変りないが、これを切り倒すと、その人だけでなく村の人々にまで災難が降りかかることもあるから、他人事ではない。
我々の祖先は、巨木を神聖視し、霊が宿ると考えたわけだ。今でも老木に注連縄を張ってあるのを見受けるが、これは木霊を信じている人が木を守っているのだと、私は思っている。
以上、『決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様』(講談社)より
もしかして視線の主は、木霊かウドラーか!?
その正体とは・・・
おわかりいただけだだろうか?
拡大してみよう。
ひっ!ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!
火の山仮面!?
誰がこんな楽しいことを・・・(笑)
◆参考資料
『決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様』 水木しげる 著 講談社 発行
『日本妖怪大事典』 水木しげる 画 村上健司 編著 角川書店 発行