日本語と朝鮮語(万葉集15番歌と朝鮮語) | 星州李氏の京都アジョシ

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万葉集15番歌と朝鮮語についてみます


【 万葉集15番歌 】
(原文)
渡津海乃 豊旗雲尓 伊理比沙之
今夜乃月夜 清明己曽


原文の中「海乃」「今夜乃」「比沙之」が韓国語音と関わる


『海乃』

「海」は韓国語で「바다」(パダ)
「乃」は「애/エ」と読む
なので「海乃」は「パダエ」と読む現代語では「바다에/パダエ」で
意味は「海に」となります
「乃」は「에/エ」(~に)という助詞です

海乃 → 바다에/パダエ = 海に


『今夜乃』

「今夜」は韓国語で「오늘밤/オヌルパム」
「乃」は「애/エ」で
前のと同じ「에/エ」という助詞で(~に)です
意味は「今夜に」となる

今夜乃 → 오늘밤에/オヌルパメ = 今夜に

(~に/~에)という助詞を漢字の音「乃」使って表している(~エ)


『比沙之』

比(함께/ハムケ)+沙之(사지/サジ)
比(함깨/ハムケ)「並ぶ・共に」
沙之(사지/サジ)は(삿지・셨지/サッチ・ショッチ)で「~する」

比沙之→ 共にする/함께하셨지(ハムケハショッチ)になる

(~する/삿지・셨지)という動詞を漢字の音「沙之」を使って表している


바다에 (海に)~エ/에
오늘밤에(今夜に)~エ/에
함께하셨지(共にする)~ショッチ/셨지
連続する朝鮮語音



このようにこの歌 万葉集15番歌は韓国語を使う人が書いたものに
間違いないと考えられるのです

そして
驚くことに この歌の作者は「中大兄皇子」つまり「天智天皇」なのです。