私が引っ越してきた2020年からは、コロナ騒ぎのために毎年中止されていたのです。
お婆ちゃんたちは気ままなので、9時15分頃出発して9時半から始まる奉納の舞いを始めから見るはずが、やれ赤飯を誰々に渡すだ、何とかちゃんが今から来ることになっただの、何とかさんが電話に出ないだので結局小一時間遅れの10時に出発。
近くの駐車場に着いて祭りの会場である富戸三島神社に向かって歩く途中もお婆ちゃんたちの知り合いが多すぎて立ち止まったり話したりで、1分もあれば辿り着けるはずがなかなか辿り着けず!w
やっとの思いで到着したら、白装束の男性たちによる鹿島踊りがすでに始まっていました。
わー!!!!!
神様に奉納する鹿島踊り
皆さん、汗だくで真剣に舞っています
お上りさんの私はただただ感動!
ご近所の会社さんの従業員さんやお孫さんも目立つところで踊っていて、ご両親やオジィオバァは私を見かけると腕を掴んで「ウチのが踊ってるの!!」と意気揚々。
年に一度の伝統行事の晴れ舞台、嬉しいよね!
神楽太鼓の生演奏もあって、このあと女性も叩いていました。イカす!
和太鼓大好き。
鹿島踊りの奉納が終わると、いよいよ祭りの目玉、「暴れ神輿」が始まります。
お神輿が本殿から降りてきます
海沿いの竜宮神社へ向かうため(海上安全と大漁祈願)、鳥居を突破すべく暴れます。
鹿島踊りと、暴れ神輿、この2つを観たいと何年間も楽しみにしていたのよ
建物や木に激突して神輿が破壊されたり、怪我人が出るのでは?!と冷や冷やするほどの勢いで何度も何度も鳥居に向けて突進しては、OBたち?に止められ。何トンもありそうな神輿を肩に沈めながら走って踏ん張ってを繰り返し息があがって、魔除けの口封じの紙も草鞋も気付けば全て地面に散乱
大歓声の中、やっとのことで鳥居を抜けたら崖の先端、宇根へと向かいます
万灯を背中に観衆もぞろぞろと続き、各町内の子供山車も出発
子供達や観衆はこのあと配布されるお弁当を地面に座ってワイワイ頬張ります
神輿は鎌倉時代からの伝説の岩「産衣石」に上げられ、その向かいにある龍宮神社への魔除けの獅子舞、鹿島踊りの本番が奉納されます
https://www.yoritomo-japan.com/ito-ubugiisi.html
感無量
こんなに濃度の濃い町のお祭りは初めて観た。
舞、神輿、万灯、神楽太鼓、漁場ならではの荒々しさにも、それを囲む出店や観衆にも、繋がり深く生活している町の素顔を垣間見た気がしました。
楽しそうに暴れる姿を天から見守るご先祖様らも、ニコニコ笑って酒の席に混じりたいなんて思ってるだろうな(*^^*)
一緒にお祭りに行った自宅隣の畑の鈴木さんの家に戻って出店のものでお昼にしようと思ったら、鈴木さんのお兄さんが急遽伊勢海老やらサザエやらを生きたまま持ってきて、その場で捌いてくれました。
それを鈴木さんが刺身やお味噌汁にしてくれて、出店の唐揚げやら振舞われたお弁当と一緒にいただくことに。
そうか、今日は鈴木さんの87歳のお誕生日だったのか!!!おめでたすぎる日!!!
あっという間に捌くんだよねー、鈴木家は兄弟揃って腕が良すぎる
漂う匂いだけで1,500円くらいの価値あり
鈴木さん手作り味噌の伊勢海老汁、、、
昼からこんなに贅沢していいのか
身がどっさり!!!
たらふく食べた後、Kちゃんが帰りがけに新規オープンしたばかりの「奏の森」という自然の中の複合型施設に連れて行ってくれました。
https://kanadenomori-resorts.jp/
これはパン屋さん兼カフェ
美味しかったけど、お高い〜
カフェはひたすらテーブルと椅子が並んでいるだけでちょっと殺風景でした
山からくる水をそのまま引いているそう
カフェ、日本料理屋、ステーキ屋、物販、バーベキューコーナー、流行りのグランピング宿泊施設が揃った広大な施設。
犬も連れて行けるので次回ボンボン合宿の際には一緒に来てみよかな
昨日は朝から晩までお腹も五感もパンパンな1日でした。終日良いお天気で気持ち良かった!
皆さん、富戸の秋祭りは一見の価値ありよ!
地元の皆さま、暑い中お疲れさまでした。
はぁ、さすがに今日は少しお疲れだわ。おやすみなさい
早朝の富戸定置網より
車のシートが血だらけ
カンパチ美味しかった
アラを湯掻いて身を削ぎ取ってボンボンのディナーに
ペロリでした