推理の女王・・DVDリリース記念の時のインタビューかな?
前にサンウのあったね・・
これはガンヒ氏の~
「推理の女王」チェ・ガンヒ“クォン・サンウとの絶妙のコンビ…『トムとジェリー』のようなかわいらしい部分が見どころ”
数々のラブコメ作品で抜群の存在感を誇り、“ラブコメの女王(クイーン)”を誇る人気トップ女優チェ・ガンヒとカリスマ俳優クォン・サンウの16年ぶりの再共演。ともに久しぶりのラブコメ出演で、肉体派の熱血刑事と推理力が抜群のおせっかい主婦として、ギャップのある変身キャラを大熱演。奇跡のケミストリー効果により、類希なる傑作ラブコメディを完成させました。
今回、DVDのリリースを記念して、チェ・ガンヒのインタビューが到着! 本作の魅力や久しぶりに共演したクォン・サンウについて、たっぷりと語ってくれた。
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チェ・ガンヒ:まず、私に「推理の女王」という作品が舞い込んできたのは、本当にプレゼントのようでした。またドラマ自体もプレゼントのようにステキなドラマでした。撮影を終えた今は本当に幸せな気持ちでいっぱいです。撮影が終わって気が楽にはなるけれども、どこか残念? とも言うじゃないですか? でも、実はシーズン2の話が出ているので期待もしていますし、そういった話が出てうれしいです。
――初めて台本をご覧になったときはいかがでしたか?
チェ・ガンヒ:正直に言うと、私は推理関係のドラマはあまり好きではないので、手に付かないし、読んでも楽しくなかったんです。でも、これは運命的なものなのでしょうか? 台本を友達の家で読んだのですが、その友達がものすごく面白いから台本を置いていってくれと言ったんです。そして本当に面白いから、是非出演してくれと言われました。その友達は私を心から想ってくれている親友です。だから友達の言葉を聞いて、これは、これまで私がお会いしてきた視聴者とはまた違った視聴者層にお会いできるチャンスかもしれない、と。彼女の言葉を信じて出演を決めました。そうしたらこんなにいい結果が出ました。
――そのお友達に今作品以外にも、ほかの作品の出演も勧められたことはありますか?
チェ・ガンヒ:いろいろありましたね。でも、普段は何を言われても私自身が台本を気に入らないと出演はしません。ですが今回は友達の言葉に耳を傾けました。運命だったのでしょう(笑)。
「“アジュンマ(おばさん)”役…私のキャラクターを極大化してくれた」
――チェ・ガンヒさんはラブコメディの女王で、コミカルな演技もたくさんこなされてきましたが、今回は反対にすべてのシーンがどこか重くて暗い部分もありました。その中でもコミカルな部分もたくさんありましたが、これについてはどうでしたか?
チェ・ガンヒ:最初は感覚がうまくつかめませんでした。これは、漫画のように表情と動作もかなりオーバーに演じなければならないのか、それとも、内容は重いので本当に真剣な感じで演じなければならないのかと、最初はどうしようか感覚をつかむのが難しかったのですが、撮影をしながら、そしてほかの俳優らとも息を合わせながら感覚をつかんでいきました。
――監督の指示もありましたか?
チェ・ガンヒ:監督の指示はなかったです。私はどうしようかと迷っていた一方で、サンウさんは台本読みの時もものすごくリラックスしていました。まるでキャラクターが自分自身であるかのようにです。でも、私は“推理の女王”という役をどう演じていいか感覚がつかめないままだったので、監督に聞いてみました。すると、本当に何の心配もなかったようで「楽しんで」「肩の力を抜いて」そして「ハッピーであってほしい」と。ただ、お酒を飲んでガムを噛みながらワンスン(クォン・サンウ扮)と話すシーンで、とても温かくてジーンときて、愉快で……そんな雰囲気を醸し出してほしいと言われました。それから屋台の前を通り過ぎるシーンがあるんですが、そこはこう演じてほしい、という指示はありました。それ以外は何の指示もなく、思うようにやりなさいと。なのでとても独特で、その分リラックスして、一生懸命に演じることができました。
――演じられたユ・ソロクのキャラクターについて紹介をお願いします。
チェ・ガンヒ:最初に台本をいただいたときのソロクのキャラクター説明の部分は覚えていないのですが、撮影を終えてからのソロクのキャラクターは、とても愛らしい女性だと思います。推理をすることが大好きで、そして家族をとても大切にする、キュートなシーズー犬のようなキャラクターだと思います。ペットみたいに温かくて、家族になりたい1匹のシーズー犬のような存在です。
――では、そのシーズー犬のようなソロクとチェ・ガンヒさんの似ている点は?
チェ・ガンヒ:今まで私が演じたすべてのキャラクターの中に、華麗な役は除いて少しずつ私がいます。ソロクと似ている点もあります。でも以前、私はソロクと違って愛嬌もそんなに振りまくことができなかったのですが、なぜか今作品では役割が“アジュンマ(おばさん)”だっからでしょうか……。韓国ではこの“アジュンマ”は恥ずかし気がないと思われていて、その厚かましさが、思いっきり演じるにあたって私のキャラクターを極大化してくれたのだと思います。それから、人間関係の部分では私と似たところがあると思います。私は立場というものを非常に大切に考えていて、お互いの関係をぎこちなくしたくなく、あれこれと悩むタイプなんです。韓国のそういった人間関係の情緒を非常に大切にする、温かみが(ソロクにも私にも)染みついていると思います。
――先ほど、推理ドラマはあまり好きではないとおっしゃっていましたが、共感する部分はありましたか?
チェ・ガンヒ:ありませんでした。なので、推理については勉強して撮影しました。でも、家での姑(パク・ジュングム扮)や夫(ユン・ヒソク扮)との関係、それからワンスンとギョンミ(キム・ヒョンスク扮)との関係は、リラックスして撮影できました。特にギョンミとは実際に友達といる時と同じようでした。私の友達は私のことを気遣ってくれます。ギョンミのように面倒を見てくれる友達が、私にはたくさんいるんです。財産ですよね。
「家事が苦手なソロク…私と程度が似ていたので楽でした(笑)」
チェ・ガンヒ:うまくいきませんでしたね。推理ドラマを見ながら勉強はするんですが、“これでいいのかな?”と。私はキャラクタープレイ(キャラクターの人格、思考とそれに基づく行動をロールプレイすること)をたくさんするほうなので、キャスティングはされたけれど、推理は新しく、役どころは“アジュンマ”だから、新しいキャラクターをうまく作らないといけないと思いました。そこで、“アジュンマ”のキャラクターは、今作品の出演を推してくれた親友をモチーフに行動をかなりマネしました。彼女は結婚もして姑さんもいるので、例えば、言葉遣いなどは彼女に台本を読んでもらいました。愛嬌もあって愉快に、そして自信を持って、かわいらしく、カッコよく読むんです。私はそれをマネしました。私は主婦でもないので、彼女にかなり助けてもらいました。
――ドラマでは家事をする部分がたくさん出てきましたが、ソロクは家事が苦手ですよね。
チェ・ガンヒ:家事を何でもこなしてしまう役柄だと今までも大変でしたし、今回もソロクが家事が得意だと私も演じるのが難しかったと思うのですが、ソロクは私と程度が似ていたので楽でした(笑)。
――結婚されたら料理などはどうでしょうか?
チェ・ガンヒ:料理の腕前は遺伝だと聞きました。母親が料理が得意だと、その娘も料理が得意だと言いますよね。私の母は料理が上手です(笑)。
16年前に共演したクォン・サンウ「当時の第一印象は…」
チェ・ガンヒ:卵で言い争っているときはお互いがまだよそよそしい時です。自分の演技に集中するだけでも大変なのに、サンウさんが初めて出会って私の口をふさぐシーンなのですが、「ちょっと待ってろ、僕がちょっとやることがある」と言って、卵を3つ4つ割って手のひらに載せ、監督のアクション合図でいきなり私の口をその割った卵でふさぐんです。その部分は放送にはあまり出てはいません。でも、サンウさんはそれで私にひとついいことをしてやったみたいな態度なんです。でも、普通それはしてやったとかそういう状況ではないですよね? 口をふさがれたみっともない姿ですから。でも、そのサンウさんの行動が私を非常にリラックスさせてくれました。子どものころは、お互いに何も考えずに変なモノでも「プレゼントだ」といって渡したりはしますけど、この年ですよ。でも、そんなサンウさんが、何だか子どもみたいでもあるし、私とフィーリングが合う気がして、とても楽でした。
――クォン・サンウさんの第一印象は?
チェ・ガンヒ:16年前にお会いしたことがあります。その時は落ち着きがなくて、女の子と遊ぶのが好きそうで、ユーモアもあって面白い少年という感じでした。今でもそういった少年のようなところがあって、それがサンウさんの魅力なんですが、一方では、他人のことを気遣える少年の心を残してステキな大人になった、という印象でした。
――クォン・サンウさんと撮影する中で、面白かったエピソードがあればご紹介ください。
チェ・ガンヒ:サンウさんは、基本的にアイデアをたくさん持っていらっしゃるんです。なので、撮影した分量は台本よりかなり多かったのですが、放送ではかなりカットされていました。例えば、2~3行しかない台本でも、肉付けをしていきました。2人で自転車に乗ってホスン(チョン・スジン扮)を探しに行くシーンも、台本には“自転車に乗って探しに行く。「ソロクさん、自転車こいでないんじゃないの?」「必死にこいでいますよ」”とだけあったんですが、サンウさんが、ここで自転車から降りたら面白そうじゃない? と言うので、そうねと言って私が走ってみたり、そういった自然体で撮ったシーンもあります。そして、そういうふうに私たちが肉付けをしていくのを、監督はとても喜んでいらっしゃいました。劇中、サンウさんと書類を同時に交換するシーンがあるんですが、それももともとは、何も持たずに行って、テーブルを蹴ってから相手に捕まるというだけだったんですが、お互いに書類を準備して駆け引きをするシーンを作ったりしました。こういったことは、お互いに息が合わないとできない部分なんですが、サンウさんとはうまく合って、とても楽しかったです。視聴者にも反応がよかったです。
チェ・ガンヒ:サンウさんです。彼は基本的に言葉数も多くて。でもそれがリラックスさせてくれますし、言っていることが、すべて面白いんです。そして気が利きます。楽屋は大体静かなんですが、スピーカーを持ってきて音楽を流してくれたり、皆にコーヒーを入れてくれたり。こんな風に話しているとまるでサンウさんのファンのようですが(笑)本当に彼はステキな男性だと思います。現場の雰囲気も暗くならないように明るくしてくれました。
――演じられたソロクは主婦だったので、クォン・サンウさんとのロマンスを演じるのは難しかったのでは?
チェ・ガンヒ:ロマンスは演じませんでした。なので、視聴者が、ドキドキするとか、さわやかだとか言われるのがとても不思議だったんです。本当に私たちはスキンシップをすることなく、青春ドラマを撮っているような感覚でした。ドラマがロマンスに集中すると感情的にも重くなり、関係がもつれてくると、そこからまた普通の感情に戻るのが大変じゃないですか。でもそんなこともないので、とてもリラックスできました。ですから、そういったところが2人とも気に入っていました。
――制限されたロマンスといった感じも受けました。和気あいあいとして、幼いころからの友達のような部分を表現する必要があったかと思いますが、特に気をつけたことはありますか?
チェ・ガンヒ:ありません。そういった部分は本当に自然体で演じました。お互いにロマンスを求めてもいないし。でもお互いのことをとても好きで。だから皆さんが感じられたような、いい雰囲気が出たんでしょうね。


