毎巻楽しみな表紙絵ですが、今回のは格別に素敵な表紙
千早さん、美しすぎる
乙女すぎる
今までになく
恋してます
誰に 
で、付いていた帯の言葉が
恋したんだ、君の夢に
これは・・・初めて千早が新とかるたをした時に聞いた新の夢、あの時の衝撃のことを指してるんでしょうね
そしてこの22巻では、新の小学生の時の気持ちも出てきます。
千早とアパートでしたかるたの楽しさが、ずっと新のかるたを支えてきたことは、17巻で知ることができましたが、白波会で原田先生に抱きしめられたことで、新は自己肯定できたんですね。
1巻のエピソードが、キャラ設定の根幹にあるって、すばらしい
読者もああそうだったのかってなります
私はこの作品のこういう、ストーリーの繋がり、人と人とのそれぞれの側からの心の描写がとても丁寧なところが好きです。
22巻は、原田先生と新の名人位挑戦者決定戦です。千早にとっては、千早をかるたに導いてくれた二人の頂上決定戦です。身を割く思いで観戦しています。
それでも、ラストでは、原田先生の勝利への執念のかるたに千早の心はがっちり引き寄せられて応援します。そして太一の悲痛な顔が・・・なんとも。
太一にとって原田先生は、自分の進む道をさしてくれた恩師。誰よりも、太一の気持ちをわかってくれていて、太一の迷いを体現して共に戦ってくれる人なのです。
青春全部懸けたってたって強くなれない?懸けてからいいなさい。
夢が届かなかった時のフォローなんて、誰もしてくれない。ただ自分が傷つくだけ。太一は負けたときのことばかり頭に浮かび、前に進むことをためらってしまう性格です。
そんな太一に原田先生は背中を押すのではなく、自ら体現し、共に戦ってくれる人なのです。
原田先生にとって、名人位挑戦、ラストチャンスかもしれないこの試合で、勝った時、または負けた時の原田先生の言動で、太一はまた何かを得ることができそうです。
新サイドも今回は心の動きが丁寧に描写されていました。
じいちゃんからずっと言われてきた「イメージするんや」
その本当の答えを新は千早の言葉から引き出すことができました。
千早が新に耳打ちした時には、帯の「恋したんだ、きみの夢に。」のフレーズが頭をよぎりましたが、もしそれを千早がこの状況で言ったとしたら、それで新が奮起したとしたら、この作品は立派な恋愛少女漫画になれたんでしょうけど、そうならないところが、それよりはるか上に持ってくるところが、この作品の素晴らしさです
そして、思わぬところで4角関係に発展してきた、周防名人の千早=嫁。
かるたより先にこういう形で千早たちに絡んでくるとは思ってませんでした
須藤さんといい、クールビューティーなライバルをこういうギャグで崩してくるので、真のイケメンはやっぱり、太一と新しかいないのかなというのが結論。
ちなみに女性部門の真のクールビューティーは・・・千早、詩暢、真琴・・・桜沢先生ですね
流れ的には、原田先生勝利かみたいなラストでしたが、それをひっくり返してきそうな気もするし、原田先生が負けた方が太一的にはドラマがありそうだし、でも、本当の闘いは新と太一だと思ってるので、ここは新に負けてもらった方が、後の展開が面白そうだし
と、とりとめもなく勝敗を予想しながら、あと3ヶ月待ちますとも