一見の価値あり!金次郎さんの記念館




お蕎麦屋さんから少し歩いた斜向かいに

「尊徳記念館」なるものを発見。


そんなに歴史に興味あるわけじゃないんだけど…

せっかくここまで来たのも、何かのご縁

入ってみましょうか。


的な軽ーい気持ちだったのですが

すごく良かった!


何が良いかって

ガイドさんがついて話をしてくれるんです。


それが、すごく分かりやすくて

人間味のある二宮金次郎さんが浮かんでくる。




金次郎さん

元々は裕福なお家でしたが

飢饉時に生まれ、水害に借金

両親も金次郎さんが10代で亡くなり兄弟は別々に親戚に引き取られ

子ども時代から様々な苦労をしてるんですが

耐え忍ぶだけのか弱いお人じゃないんです。


どうしたらいいかな?っていつも考えて行動に移す

行燈の油がないなら作ればいいやん!とか

捨てた苗を拾って大儲け!とか

(すごい端折ってます)

着眼点が賢い、やり手なお兄さん


大人になるころには、実家も復興

有数な地主さんになり農業経営も。


俳句を始めたり、伊勢に行ったり、温泉に入りに行ったり情報収集をしたり


ある日、傾いた家を立て直して欲しいと頼まれ


節約しましょう

お金を貯めましょう

などアドバイスと実践をして

5年で再建。


今だったら当たり前やん!ってことも

江戸時代では革新的だったことでしょう。


実際にお上の方の目に止まり

なんやかんやあって栃木県桜町の再建を任されたそうな。


できる男にはやっかみがつきもので

足を引っ張る輩に随分苦労して悩んで

成田山で断食修行した二宮さん


善と悪 男と女 

世の中ってやたらと対にして分けてしまうことって多いけど

全部が一つの円の中にあるって考えて見たら良いんだなあ

良いとか悪いとか決めるんじゃなくて

敵とか味方とか決めるんじゃなくて

一つ円の中でお互いの考えを融合して

助け合っていけばいいんだなあ。

(私の意訳なので、気になった方はちゃんと調べてみてください🙇‍♂️💦)


という「一円観」という気づきを得た二宮さん。


いろんなことを円で表して説明することが多かったんですよ。とガイドさん。


コンサルタントとしても自己啓発にしても

今聞いてもタメになる言葉を聞くことができました。


すごい人だけど

どことなく、こういう人いるよね。

っていう、温かみを感じるのは

ガイドさんから言葉で聞けたから。


+アニメでのガイドも分かりやすかった!


1時間くらいの滞在で、この中身の濃さ

ほんと行って良かったです。






二宮さんの生家




資料館の隣には金次郎さんの生家が。



茅葺き屋根のお家です。



さらに、この奥には

金次郎さんが両親を亡くして引き取られた

ご親戚のお家が(今も住んでます)




​さんぽ



記念館から酒匂川方面に歩いて行きます。


まずは記念館の裏側に。



二宮先生誕生地通路

ちょっとした趣ある細い通路がありました。



川までの道。


田植え前の田んぼに小さな山

そして青空。


のどかで気持ちの良い小道です。



幅の広い用水路からは

なみなみとした水の音が


春の野の花たち


立派な桜の木





酒匂川の土手へ



小田原から伸びているサイクリングロードもあります。



川沿いに一段下がったところにある

緑の小径


可憐なノイバラ


うす桃色のも


大きなカラスノエンドウみたいなクサフジ


甘い香りのスイカズラ



また続きます。