※ 話は一部フィクションを交えています。
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19歳の時、とある”仕事”を引き受けた。
仕事内容は至ってシンプルで簡単だ。
”深夜のある倉庫内で鉄パイプを「的」に向かってフルスイングするだけ”。
...当時、俺の”本業”は別にあり、その”仕事”を繋ぐためにどうしても至急「金」が欲しかった。
その”ビジネス”は直接俺が関わるものではないが、その時波に乗れるか乗れないか瀬戸際の状態に来ていて、
大きく”変革”する可能性があったのだ。
(※ 最終的にその”仕事”は「大成功」します。ー今後の伏線です。)
俺はその為にできることは何でも策を練り実行した。
”本業”を隠すために働いていたアルバイトのシフトを増やし、他店舗のヘルプに何度も足を運び朝まで働いたり、
「本」で学んだノウハウを使って当時ハマっていた仮面ライダーのおもちゃなどを使ってヤフオクなどのネットビジネスで稼いだり、
...そして時には親を欺いて「金」をねだったりしていた。
(本当にごめんなさい。)
しかし、...”期日”までにどうしても「金」が追いつかなかった。
幸運にも早く巡ってきたチャンスを俺はどうしても逃したくなかった...。
俺は1人で迷いに迷い考えて、”人脈”を使ってとある”仕事”の案件にたどりついた。
「”本気”でやる覚悟があるか?」
...今思い返せば絶対引き受けない、きっと俺は”冷静”ではなかった。笑
だが当時の俺は深く深呼吸をして、「はい」と答えた。
俺は新しい”仕事”に就いた。
...仕事、初日。それは早くも2日後にやってきた。
時刻は深夜隊、とある某所で俺は複数の”先輩”と共に覆面を深くかぶり倉庫に入った。
殺風景で薄暗い部屋の奥には...、椅子にロープでぐるぐる巻きになった「的」があった。
”ボス”が俺に鉄パイプを差し出した。
俺が手を伸ばすと...、その人は口を開いた。
「忠告する...やるなら”本気”でやれ。でも”トップ”はやらなくていい。”静かになったら面白くない”からな。」
...俺はコクリと頷き、鉄パイプを握り締め「的」の前に立った。
「的」から何や”音”がしている。
...が、”テープ”で遮られうまく聞こえない。
俺の背中には何か冷酷で強烈な視線を沢山感じる。
壮絶な緊張が走り、鼓動が喚くようにうずいた。
俺は瞬時に”恐怖”に全身が包み込まれる前にとっさに2回”鉄パイプを思いっきり振った”。
全身が震えていてうまく手に力が入らない。”手応え”はあった。
...が、直後に先輩が”助言”した。
「あ、...今の”ノーカウント”ね。」
「えっ...」俺は思わず呟いた。すると”ボス”は言った。
「ったりめーだろ、”忠告”しただろうが、耳ついてねぇのかてめぇは...やる気がねぇなら今すぐ消え失せろ。」
俺はたちまち躊躇してしまい、ぼう然としていると「的」が大きな”音”を沢山出し始めた...。
俺はひるんだ。恐怖に駆られ足がガクガクする...。だがドアの方に目をやると、
”先輩”たちがドアを塞いでいる。...これはつまり俺に対する”合図”だ。
俺が立ち往生していると...、
「オラァ!はやくしろよ!やらねぇのか!金いらねぇのかテメェは!!!」
先輩たち全員から一斉に怒号を浴びた。
一方で前方の「的」からも”音”が鼓膜に響くほど大きくなった。
板挟みになった俺は頭が真っ白になり...、!!!
無我夢中で「的」に鉄パイプをフルスイングし続けた。
...しばらくの時間が経ち、「的」の”音”が極度に小さくなっているのに気づき俺は我に返り、止めた。
何人かの先輩をその場に残し、俺たちは車に乗り込みその場を後にした。
「降りろ」
見知らぬ駅の近くで俺は降ろされ、その場で”ボス”から「金」を受け取った。
「...”仕事”が欲しかったらまた連絡しろ。」
俺は放心状態でうまく言葉が出せなかったので、コクリと深く頷いた。
その一言だけ言い放ち、扉を閉め車は走り去った。
車を見送った後、瞬時に俺は気分が悪くなり駅のトイレへ駆け込み思いっきりゲロりまくった。
その”仕事”は単発の日払いではなく、”歩合制”。
簡単に言うと、1フルスイング”500円”だ。
呼吸を整え、震える手でクシャクシャに握り締めた札を数えた。
俺はその日、”時給2万円”を稼いだ。
そして、...俺はその後2週間で”20万円”を稼いだ。
”期日”になんとか間に合った俺は、それを投資することにより最終的に”本業”で伸びていくことになった。
(※今後の伏線です)
だが、その”仕事”を続けることは自由だったが、俺の精神状態はすこぶる悪く、心身疲れ果てていた。
”人脈”が働き、別の”仕事”を紹介してもらい、俺は”転職”した。
後にそこで”1人の先輩”に出会い、副業としてしばらく長く世話になることになり俺はそこでも”成功”した。
「電話営業」での”仕事”だ。
(※ 今後の伏線です)
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