【家族】 幼少期の記憶④
おばあちゃんは規則?について、とても厳格で口うるさい人だった。
箸の持ち方(右手で絶対もつこと)、歩き方、椅子の座り方、姿勢、挨拶、言葉遣い、目上の人への態度、道徳観や人生の生き方...
などほんと色々だ。
しっかりやっているつもりだったが何か違う度にしつこく口うるさく注意された。
まだ幼い俺には情報量が多くて軽く嫌だな~と思っていたのと同時に、その時の彼女の顔がとてもシリアスでどこか怯えた感じでとりあえず嫌だった。
俺は知っている。
彼女は至る所で誰かと電話で話していることが多くていつも不満をこぼしているようで嫌な顔をしていた。
彼女は忙しいようで見ててたまに心配だった。
俺はそれを知らないフリして見ないようにしていた。
...でも耳にはしっかり彼女の声が響いていた。
それがとても嫌だった。
ある日、おばあちゃんが言った。
「お母さんに会いたいか?」 (東京へ行くか?)
俺は物知りな彼女が傍にずっといて自分ももっと知りたいなって思った。
...俺の次の鮮明な記憶は東京へと場所を移した。
...NEXT
【東京の家庭】 (実家)
