宮崎駿さんがかつて引退会議をした頃、このままではまずいとジブリのプロデューサーが立ち上げた会社がありました。その名はスタジオポノック。その会社はジブリの意思を先の時代へつなげるべく、元ジブリスタッフを長編映画を製作。一作目が無事30億円以上のヒットをたたき出し、次作への期待が高まっていました。 しかし、新型コロナウイルスの影響もありの次の長編は制作におよそ7年を要してしまいます。その間にアニメーション需要は拡大し、さらに制作部門を閉じていたスタジオジブリも長編を製作し完成。映像のつくりとしてはなかなか面白い試みがあり、わくわくした部分もそれなりにあった第二作目屋根裏のラジャーは、ディズニーの新作や人気アニメの劇場版に挟まれなかなか寂しい興行収入となってしまいました。そんな中ネットフリックスが屋根裏のラジャーを世界配信すると発表。日本では売り上げの芳しくなかった別のアニメ映画も配信を受けて改めて評価されています。さまざまな制作会社の挑戦が多くの人に届くことを祈っています。