SNS文化や承認欲求をまっすぐ書き、ドライな雰囲気を残していたゲゲゲの鬼太郎第六期。その劇場版となる本作は予想以上におどろおどろしいものでした。遺族の争い、人間の欲望、バディものあり、アクションあり、盛りだくさんでした。制作協力にはトリガーやCygamesPicturesなど有名アニメ制作会社が協力しているため絵の緩急がついており、動きがあって良かったと思います。一方、妖怪描写やグロ表現はテレビアニメより重く、結末も明るいものではありません。戦争の無惨さなども含め子供も含めた万人受けではない本作。しかしキャラ萌え要素もありネットで大バズリしています。後味こそ良くないももの、多くの人に見てほしいです。