湿気がげんなりくる。午前中、業務を遂行、疲れた。午後、あれこれと、まだ途中で、少し休憩…。



 僕自身が 八幡にいた頃、上級学校として身近に短大、大学があった。東筑紫、西南女学院、九工大、北九大、梅光学院、下関市立大、福岡教育大、八幡大、共立大、九州女子大…福岡都市圏なら更に。予備校もあったし、進学のイメージも 湧いただろうか。西南,九産大,福大は自宅通学している学生もいたし。

 今のこの地域、回りに鹿屋体育大学しかない。大学,短大,専門学校に進学するイメージが想像しにくい。経済的にも厳しいだけでなくて、 保護者も大学を出ていない方が多いから、進学するイメージが湧かない。


 首都圏や関西圏みたいに大学が多く、Fランなどと揶揄される大学がある、とかじゃなく、大学進学自体が少ないから、行くだけで凄いことになる。もしくは皆鹿大、宮大にいけるだろう的な勘違いが起こる。


 たぶん首都圏関西圏は論外として、福岡都市圏的な感覚にもならないのかもなあ…。経済的にもキャリア的にも 大学にいく必要性を感じていない保護者、高校生が多い。専門学校に1,2年通う、就職、 これが多数を占める。美容専門学校、看護学校、調理専門学校など…。


 だから、河合塾の全統模試、ベネッセの進研模試を受けたことない、じゃなくて知らない高校生は山ほどいる。


 経済的に厳しくなる地方にいると、専門学校でも、出られて福岡都市圏までかな、と感じる。  


 金がないわが家、よくも僕自身、東京、京都に出たいと言ってたものだ。親が大隅半島から北九州に出たからだな。



 しかし、親に巻き込まれて結局僕自身がふるさとに戻る機会を無くしてしまったが。



 何だか今日はいろんなことを考えさせられた日だった。 上級学校に行けないこと、じゃなくて知らないから大学に進学する価値、必要性を感じないこと、いい悪いではなくて、首都圏関西圏、東海地方などと、この辺との社会的な価値観の違いかな。



 最終学歴が大隅半島の高校卒業の僕の親父自体が、僕が進学する時に、さすがに早稲田大学の名前は知っていたが、悲しいことだが 受験した立命や國學院の名前は知らなかったからなあ…。九州大学、鹿児島大学が親がイメージする大学だっただろうか。でも50年前の北九州での僕自身の頃と、今のこの地域の大学進学の認識はあまり変わっていない気がする。  



 もう少し頑張ってから帰ろう。