時代も変わってきましたね | 産婦人科専門医・周産期専門医からのメッセージ

産婦人科専門医・周産期専門医からのメッセージ

 第一線で働く産婦人科専門医・周産期専門医(母体・胎児)からのメッセージというモチーフのもと、専門家の視点で、妊娠・出産・不妊症に関する話題や情報を提供しています。女性の健康管理・病気に関する話題も併せて提供していきます。

 先ほど知った仰天ニュースです。以下に転載しておきます。

 都教委も仰天、AV女優だったエリート先生

 AV女優「真木麗子」は小学校の音楽教師だった-。無修正のアダルトビデオに出演したとして、東京都世田谷区の小学校に勤務する音楽科の女性講師(27)が逮捕され、教育関係者の間に衝撃が走り、インターネットでも一時“祭り”状態になった。面倒見のいい音楽の先生として生徒から慕われる一方、2つの名前を使い分けてAV作品に出演。名門・東京芸術大音楽学部を卒業した音楽界のエリートの素顔とは-。

■テレビ出演、オペラ歌手、華やかな経歴の裏で

 女性講師は先月30日、無修整であることを知った上でわいせつ動画に出演したとして、わいせつ電磁的記録記録媒体頒布幇助(ほうじょ)の疑いで、静岡県警に逮捕された。

 関係者や勤務先の音楽教室のプロフィルなどによると、女性講師は横浜市在住で、幼い頃から児童合唱団に所属し、テレビやラジオへの出演や、ソプラノのオペラ歌手など広い分野で活躍、AV女優のイメージとはほど遠い華やかな経歴。現在は、非常勤講師として、世田谷区内の複数の小学校で音楽の授業を受け持っているという。

 都教育委員会によると、女性講師の勤務態度は良く「教育熱心で、生徒一人一人に個別指導を行うなど丁寧に授業をしていた。コミュニケーション能力も高く、周りの教員とも仲良くやっていた」と周囲の評価も上々だったという。都教委は「普通、こういう場合は事前に警察から連絡が入るものだが、今回は報道を見て初めて知ったのでびっくり仰天だった」と驚きを隠さない。

■低額出演料の“その他”女優

 捜査関係者によると、女性講師は、中堅のAVプロダクションに所属。「純野静流」名で“表”のAV作品に出演する一方、有料の会員制無修整動画サイト「人妻斬り」に「真木麗子」として出演し、動画がインターネット配信されていたという。同サイトには、サンプル動画や裸の写真が掲載されており、「真木麗子」については「白い美肌とボリューミーなカラダつきがセクシーな若妻」と紹介されていた。

 AV業界の事情に詳しい関係者の話によると、出演料の相場は、人気女優の場合で1本100万~200万、その他の女優は一本わずか3~5万円ほどで、「男優と同じくらいの出演料。お小遣い程度だ」と話す。女性講師も“その他”に含まれていたとみられ、これまでに複数の作品に出演していたとみられる。

 そもそもなぜ県警は逮捕に踏み切ったのか。捜査関係者の話によると、県内で今年1月ごろ、無修正DVDと知らずに出演させられた20代女性が被害を訴えたのがきっかけ。県警では、女性への聞き取りなどからAV制作者を割り出した。その後、内偵捜査を続け、都内の喫茶店で女性講師が「無修整でインターネットに流れる」との一文が入った同意書にサインするのを確認。10月に制作者を逮捕し、動画と同意書の両方を抑えたことから女性講師の逮捕に踏み切ったという。

■生活苦か、ストレスか

 AV出演の動機については、現在も取り調べ中で詳しいことは分かっていない。ある県警幹部は「カネか男のどちらからだろう。人間の欲望は無限大。好奇心で始めたのかもしれない」と話す。都内の小学校に務める男性教諭(34)は、「非常勤講師の給料は、20万円いけばいい方。生活苦か、それとも学校は閉ざされた社会なのでストレスがたまっていたのでは」と推測している。

 ネット上では、小学校講師のAV出演で“祭り”状態に。「AVに芸術性を感じたのでは」、「音楽講師だけじゃ食えないんだろう。水商売というのはよくある話」などさまざまな憶測が飛んでいる。

 都教委職員課は今回のAV騒動を受け「本人から事実関係を聞いた上で、出演が事実であれば厳正に対処する」とコメント。女性講師が勤めていた学校側は「コメントは一切差し控える」と沈黙を貫くが、近く保護者会を開き事情を説明をする予定だという。

 現在、県内で勾留中の女性講師は容疑について「間違いありません」と認めている。取り調べに対しては、取り乱す様子もなく淡々と答えているというが、その胸中にはどんな思いがあるのだろうか。



 以下は私のコメントです。

 昔は小中学校の先生といえば、お堅い仕事で収入もまずまず、夏休みなどの休日もしっかりあり、その上社会的な信頼も厚いという、比較的恵まれた仕事のイメージでした。

 しかし、今では正職員として勤務できる先生ばかりではなく、非常勤職員として収入も身分保障もままならない状態の先生が多くなっていると聞いています。その上、何かあるとすぐに暴力・差別・虐待などと非難されるし、夏休みなどの休日の出勤も多いと聞きます。きっとストレスも多いことでしょう。

 ニュースになっている音楽講師の先生は、スポンサーなどがつかないセミプロの音楽家ですから、楽器・スタジオ・遠征などの費用もきっと自己負担であったことでしょう。ボーナスもない非常勤職員の立場では、生活苦とは行かないまでも慢性的にお金には不自由していたことでしょう。そんな時に手っ取り早く稼げるのがAV女優だったのでしょうか。

 しかし、小中学校で子供の教育に関わる先生が、AV女優としてアルバイトしているという状況はさすがに世間からはノーと言われますよね。もう少し他のアルバイトの方がよかったはずです。

 今回の事件、私は日本の教育界の仕組みにも大きな問題点があると思います。一部例外はあるかもしれませんが、やはり小中学校で子供の教育に関わる先生が、非常勤で安い給料で勤務させられ、アルバイトに追われるという状況ができてしまうことそのものがいけないでしょう。一部例外を除いては、しっかりと正職員として安心して働ける環境を作ってあげることが、ひいては教育の質向上にもつながっていくことでしょう。これこそ子供のためであり、日本の将来のためでもあります。


 ちなみに似たようなニュースが他にもありました。同じく転載しておきます。

 几帳面な29歳女性教師 ホテヘル嬢になった“理由”と“収支決算”

【衝撃事件の核心】

 大阪府立高校の教壇に立つ29歳の女性教諭が、放課後にホテルヘルス(ホテヘル)嬢としてアルバイトに精を出していたことが発覚した。米国では過去にポルノ映画に出演していたことがバレて解雇された女性教諭もいたが、性風俗の最前線でバイトしていたという今回のケースは、国内では前代未聞の不祥事。府教委によると、買い物が過ぎてクレジットカードの支払いが滞り、さらに学生時代に受けていた奨学金の返済も重なったことが、「短時間で高収入」のバイトを始めたきっかけという。それにしても、なぜホテヘルだったのか。それは“先生”らしく理詰めで職を求めた結果だった。(平田雄介)

 ■女性教諭の肩が震えた

 「なんか、報告することないか」。春休みが終わり、新学年を迎えた4月上旬の昼下がり、ある府立高で、校長立ち会いの下に行われた女性教諭への事情聴取は、府教委幹部のこの一言から始まった。

 突然の呼び出しに怪訝(けげん)な表情を浮かべながら入室してきた女性教諭は、知らぬ顔を通した。

 「いえ、別にありません」。何もやましいことなどない、とばかりに「しらばっくれた」(幹部)という女性教諭の反応を観察しつつ、手持ちの情報を少しずつぶつける幹部。そして、いよいよホテヘルの店名を切り出したとき、女性教諭の肩が震えた。



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