まずは、陣痛図の読み方からスタートしましょう。
陣痛図を記録するための陣痛の測定方法には外測法と内測法の2種類があります。それぞれの特徴を比較するために図に示しました。
外測法・内測法ともにそれぞれに長所・短所がありますが、実地臨床では簡便な外測法の利用が圧倒的に多いです。ほとんどが外側法で行われていると言っても過言ではありません。しかし、外測法は適正に記録されなければ、その陣痛図の信頼性が低くなってしまうという問題点もあります。その点では注意が必要です。
陣痛図に記録されるのは、実は子宮収縮のみではありません。
基本的には陣痛図は子宮収縮曲線がメインですが、子宮収縮以外の所見としては、いきみ・胎動・母体の呼吸運動・母体の咳嗽がみられ、これらが子宮収縮曲線に重なっていますが判別可能です。
いきみ(つまり怒責です)は子宮収縮の頂点付近の数個の棘波(スパイク)として記録されます。
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