カタールW杯で、ファントムGT2を廃盤、ファントムGXを披露させました。
準々決勝辺りから、ファントムGT2を着用してたNIKE契約選手をメインに移行しました。
今回のブラストカラーが、ファントムGXとしては、フルラインナップで一般デビューしたカラーになります。
自分は、ネットで睨めっこしてましたが、即完売というわけではなかったので、熟考の末に購入。
では、さっそく見てきます。
ウィズは、標準E程度。
デザイン上の問題で、分りにくいですが、アッパーは柔らかいです。
履き心地としても、指先の収まりも良く、結構、快適。
前作、ファントムGTの時の様に アッパーが尖ってるわけでもなく、指先も細いというわけではないので、圧迫されるような感じはないのがいいです。
・アッパーの素材
ズームした写真。
エンジニアードメッシュを使用したNIKE SKINを採用してますが、フィルムコーティングされているので、剥き出しのメッシュというわけではなく、ツルツルした触り心地。
全体的に なだらかというわけではなく、水色と濃青部分で高さが微妙に違う仕様です。
なぞると分かるくらいの凹凸ですね。
エンジニアードメッシュの不採用部分は、厚みを感じるようなフィルムですが、変に硬いわけではないです。厚みといっても、数㎜程度なので、そこは心配する必要はないかと思います。
・インサイド、アウトサイド
フィルムコーティングされたエンジニアードメッシュのエリアは、インサイド部分に大きく採用されてます。
アウトフロント側は、上部で、プレー中に使用する可能性のあるエリアは、カバーされている感じです。
屈曲性に関しては、アッパーは波打つ感じではありますが、裏地側で足に違和感を感じ、干渉するような感触はなかったです。また、このフィルムコーティングの影響で硬さを感じることもありませんでした。
ある程度、着用回数が増えると、良い感じに柔らかくなって馴染むかなとは思ってます。
甲一体型(ワンピース型)のモデル。
甲の高さは標準です。
シュータン部分にあたるニットには伸縮性はないに等しいので、そこは気を付けてください。
当然ながら、シューレースを緩めても、同じことです。
後述にもなりますが、如何に履き口が広いと言っても、ここが伸縮性に乏しいので、
ウィズが広い人や甲高の人は、予め試着することをお勧めします。
→部分で段々になってます。
自分は、実際に着用してみて、アキレス腱に食い込むなどの違和感を感じるようなことはなかったので、良かったです。
ヒールライニングは、こんな感じ。
実際履いてみて、ヒールカップや裏地も含めて、ソフトな感触なので、変に靴擦れしやすいといった感じは無かったです。
個人的には、適切な感じで(冒頭にありますが)安定感があります。
履き口が広いので、甲一体型モデルの中においては、着脱はしやすいモデルかなとは思います。
FUTURE Zなど、履き口が狭いモデルもあるので、一体型モデルに関して、懸念してる方、敬遠してる方は、(好みやこだわりを除いて)試着してみる価値はあるかなっていう感じです。
上述にある通り、シュータン部分は伸縮性に乏しいので、甲高な方やウィズが広い方は、(繰り返すようですが)試着をお勧めします。
〇アウトソール
ファントムGXになって、一新されたアウトソールです。
似てはいますが、リアクトレジェンド9のアウトソールとも異なる仕様です。
屈曲性は抜群です。
ミッドソールに採用されてるリアクトフォームは、定番の安心感ですね。
これはシンプルにシューレースを変更するのが難しいということです。
指がやっと入れることが出来るような場所(それくらい狭い)になるので、まずオーバーラップで通すのは厳しいと思います。
アンダーラップで、シューレースを通すのであれば、頑張れば可能かな。っていうレベル。
オーバーラップが無理なのは、アッパーを縫い付けてる両脇に □の縫い付けの位置やアッパーの作り、この辺りの関係で、アグレット(シューレース先のチューブ状のもの)すら通すのが厳しいので、結構難しいかなという印象です。
TFのプロ、アカデミー自体は、見れてないので、機会があれば追加記事にしようかなと思います。