後篇・冒頭にはなりますが、事前に。
今後、昆虫ショップを巡った際に 同じ産地のアルキデスヒラタクワガタ(メス単)が販売していたとしても、
余程、気が変わらない限り、購入しないと思います。
個人的には、ある意味で、癒し的な立ち位置ですし、明確なブリード目的でもないわけです。
ペアで購入したり、同居しているのは、狭い場所で飼育したくないし、それが当たり前で育ててきたからですね。
※ブリード目的の種は別にしてます。
今回のヒラタさんたちに関しては、産卵していれば、今後の記事で触れようと思ってます。
ただ、掛け合わせはない方向での記事になる感じですね。
前回使用した写真にはなりますが、こちらの産卵セットについては、
バークチップやゼリーを除去で、このまま3月~4月頃まで放置しようかなと思ってます。
前回、割り出しした際に 材とマット両方を軽くしか見てないので、
見落としてるだろうということが前提にあります。
後、この衣装ケースに引越した後、姿が見えない時期がありましたので、
こちらで、産卵してる可能性もあり得ますから。
幼虫で割り出すということについては、自分なりの理由が幾つかあります。
①:産卵してた場合には、幼虫で割り出ししたほうが、見落としが少ないですし、
確実な幼虫ちゃんたち分の菌糸材を準備できるから。
②:産卵の可能性が少しでもあるのであれば、
新しく芽吹く命を無下に出来ないですからね。
③:(下記④にも繋がることですが、)海外産の生態系崩し問題です。
自分はマットを廃棄委する場合には、ポリ袋3重にしてますが、
幼虫がいて、ポリ袋を破って、生き延びる可能性もあるわけですから、
そういう意味でも、見落としがないという確実性を上げるためです。
Youtubeのクワカブの部屋、三森さんが行ってるような
廃棄する前に マットを何度か割り出すのも手段としてもいいのですね。
例えば、1ヵ月毎に割り出す。(1回目12月、2回目1月、3回目2月といった具合)
飼育してる方の中には、もっと別の方法もあるだろうし、確実であればいいのかなと思います。
④:海外産でいえば、特に繁殖力の強いオオクワ系・ヒラタ系は、
交雑問題(日本の生態系汚染が問題視されている。)があります。
何年か前に 熊本かな、子供が野生のヒラタを採集したら、実は海外産だったとありましたしね。
そういった問題が理由で、将来的に 海外産のクワガタ・カブトが飼育できなくなる可能性がありますから。
それは、クワガタ・カブトを楽しんで飼育してる方にとっては、よくないことですし、
自分もそのうちの一人なので、しっかりと海外産を飼育している以上、責任を果たす義務があると思ってます。
余談ですが、個人的には、教育・教材には、凄く良いのかなと思います。
例えば、クワガタ・カブトは、少し前までは、海外産は高価で憧れな側面はありましたし、
一番身近で、一夏で命の尊さなどを学ぶことのでき、
飼育も、割とお手軽な金額(こだわらなければ、1万円未満で可能)です。
飼育する責任であったり、観察、生物学的な部分など、未だに新規解明が出るくらい、多くのことを学ぶこともできますからね。
それが今は、海外産が普通に手を出しやすい価格であったり、奮発する価格だったりもしますが、
飼育可能になってきた中で、現在起こっている問題に対して、考えるきっかけにもなる良い機会なのかな。
と、勝手に思ってます。