城壁の門をくぐり
旧市街に一歩足を踏み入れると
混沌・無秩序な世界が広がる
敵を迷わせることを目的に
造られたような巨大迷路
フェズ旧市街(メディナ)
1200年続くこのメディナは1981年
フェズ・エル・バリとして
世界文化遺産に登録されている
その中にあるスーク(市場)を
ガイドさんに案内して貰った
いざ出陣!
恰幅の良いアメリカ人は
通れないと言われる程
狭い路地も沢山ある
ガイドさん付きだから
安心して大道芸人・お店の人達を
撮影出来た
ガイドさんが撮影代(チップ)も
渡してくれているので撮影大歓迎だが
個人で撮る場合、撮影許可を貰っても
見返りのチップ額で揉めることも
客引き・物乞いする子供達も
強引過ぎて正直ウザい
子供達に何度となく
しつこくお金をせがまれた
市場内限定だが
モロッコ人に対して悪い印象しかない・・・
我々一行14名を
ローカルガイドさん、
ツアー同行ガイドさん二人で
しっかりガードしてくれた
それでも
ちょっと商品を眺めたり
手に取ったら最後
店員さんは
買うまで離してくれない
(物欲しそうな目で)商品を見ない!
店員さんと目を合わせない!
そうする事に徹した
女性陣の中には
ガイドさんに案内された店で
石鹸・陶器・絨毯・バブーシュ・香辛料など
店員さんと値段交渉して
買い物に勤しむ人もいた
店員さんと雑談しながらの
買い物なら楽しめるだろうけれど
度を超えた押し売り商法は
私的には❌💦
それでも市場内は
異次元の世界で驚きの連続
異国情緒溢れており
散策するには充分楽しめた
地元のガイドさんは
店員さん達と懇意なようで
焼き立てのパンを貰い
私達に試食させてくれたり
写真撮影しやすいよう
考慮してくれた
ガイドさんがチップを渡してくれるので
写真撮影も快く応じてくれる
写真撮影、レストラン、案内人
トイレ・・・なんでもチップが必要だ
(チップ王国だな、苦笑)
逆に考えれば
お金でなんでも解決出来そうな国!?
半解体のままの家畜が
店頭に並んでいる精肉店
無造作に足元に置かれている骨
ラクダの頭部も販売されていた
グロい光景だが
生きたまま狭い檻にすし詰め状態に
されている商品(生き物達)よりは
まだマシかな
この国では猫を大切にすると
神の恩恵にあずかるそうで
野良猫を至る所で見かけた
(おそらく)ロバ↑ ラバ↓
荷物運搬用として
当たり前に見かけた光景
なめし革職人地区に入ると
独特の臭いが漂ってくる
染色工程で鳩のフンを使うそうだ
動物の皮の臭いも強烈だった
ガイドさんから生ミント葉の束を
渡されるがそれでも異臭が鼻を突く
マスクの下にミントを入れて
異臭を凌いだがそれでも
長居は無理
メディナは文字通り
迷宮都市だった
ガイドさんの案内が無ければ
効率よく旧市街・市場を見ることは
不可能に近いと悟った
時に道に迷うことも
旅の楽しい思い出になるけれど
そういう次元ではない💦
若い時なら
モロッコのエグさ、グロさ、
混沌、無秩序も楽しめるかも・・だけど
今回パッケージツアー(人生初)に
参加して正解だったな、と感じた
(個人の感想)
この辺りは元ユダヤ人居住区だったと思う
至る所にゴミが放置されていた
宮殿のような夢のリヤド
カオスなゴミ溢れるメディナ
どちらもモロッコなのだ
つづく・・・