漫画家のアシスタント。
未知の世界であり一般的な読者はどのような経緯で漫画が作られているのかよく分かりません。
下描きや打ち合わせなどの過程の中、描き直しや人間関係の縺れなど想像できない困難を経て完成に至るのではないでしょうか。
本作のO先生は多少絵は下手でもいいから明るい普通の子が増えてほしい、と思っています。
毎日閉じこもって合宿のような生活と表現しますが、一日中椅子に座って漫画に向き合うのは漫画が好きで熱意もある人でも大変では⋯⋯。
技術に長けたアシスタントは作業の進行を大きく助けますが仕事場の雰囲気を良くする人も重要です。
O先生の仕事場に姫川マユ子という絵はそんなに上手くないけど明るくてよく気のきく子がアシスタントとして入ります。
O先生もマユ子を気に入って可愛がりますが他のアシスタントはどんどん辞めていきます。O先生の独占が目的で自分以外のアシスタントは敵と考えての行動ですが、O先生の迷惑を全く気にしていないのが怖いです。
O先生の漫画が好きでアシスタントになったのに漫画作成の妨げになる行動を平然と行って気にしないのは普通ではないです。
デジタルが進化して作業効率が上がり、作者が一人で完成させる作品も増えているような気もしますが個人的には手描きの作品が好きなのでアシスタントの存在が今後も必要であってほしいです。