8年ぶりの再会@ブカレスト!! | 東川真之オフィシャルブログ「SANE's Wonderful Life !!」Powered by Ameba

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俳優東川真之の日々の記録。。
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SANE's Wonderful Life !!

大学時代、俺はIIR、国際関係会という団体に所属してて、で、すごく簡単に言えば海外に行ってホストファミリーやってもらって滞在したり、逆にホストファミリーやってあげて日本を案内する、みたいな。
2004年夏、大学4年の時ハンガリー人のルディというナイスガイがうちにステイしてた。で、その時から仲良くて、彼もラーメンにはまって何軒も一緒に行ったり、飲み行ったりみんなで遊んだり、すごく楽しい思い出がある。
その後は、たまにFacebookとかでメッセージをやりとりしたりするくらいだった。。

ところが今回、何と彼がルーマニアのブカレストで働いているので、絶対に会わないと!なんて二人でやり取りしてて、ついに今日、実現!!!

俺のホステルの前まで車で来てくれて、電話があった。
外に出てくと、ルディがいた!!
わ~~~、、、すげ~~~8年ぶりにブカレストで再会だよ!!!
いや~うれしかった!!

本当に久しぶりで、お互い当時は学生で、この8年間様々なことがあった。

彼は今回の俺が被害にあったことも知ってて、というか俺が相談して、ブカレストに来れば何とかしてあげる!!みたいなことも言われてたし、結局まあ他の国も周りたかったし佐藤を頼りたかったのもありアテネとかいろいろ回ったんだけど、とても心配してくれてた。

二人でレストランに行って、本当にいろいろ話した。
仕事のこと、俺が銀行辞めたこと、彼の話、彼の故郷のブタペストに行ったこと、、、8年間の事。。。ラーメンの話。。
話は尽きなかった。。

そんな中で、印象に残ったまじめな話。
彼はハンガリー人で、今はルーマニアで働いてるから、このルーマニアの歴史、例えばチャウセスク政権の事とかも聞けるんだけど、、話の流れで旅行の話になった。。たまたまレストランでドイツ名物のめちゃくちゃでかい豚のすね肉をカリカリに焼いた奴を食べてて、俺がこれドイツで食べたのよりおいしい!みたいな話をしてたのもあり、彼がドイツに行った時の話をしてくれた。
彼がドイツに行ったのは今から20年くらい前の事らしい。
当時東欧諸国はめちゃくちゃ貧しくて、もちろん共産圏なのもあり、例えば靴を買いに行けば、全て同じ靴、服も、なんでも、種類なんてない、一つ種類だけが陳列されていたそうだ。色も明るいものはなく、全体的に暗い印象らしい。
日本人のさねには、理解できないし、多分想像もつかないだろうけど、と彼は言った。。
当時、ハンガリーも、ルーマニアも、ブルガリアも信じられないくらい貧しかったから、小さいころに学校の旅行で行ったドイツの華やかさが、今でも記憶にある、、と。。
今でこそ、彼は一流の企業に勤めて、日本人のビジネスマン並みの労働時間、俺が銀行に勤めてた時くらい働いてる。俺が、そんな働き方ヨーロピアンじゃなくて、ジャパニーズと同じじゃないか、っていうと彼は笑ってたけど。お金も稼いで、車も乗って、それなりにいい生活をしてる。
けど、彼の幼少時代は、彼の、というか彼らの国の幼少時代はそんなだったのだ。
きっと、小さいころにみたそのドイツの景色が、しかも西暦何年かは詳しく聞いてないけど、ドイツだって1989年にベルリンの壁崩壊だから、それからそんなには経ってないはずだけど、そのドイツの景色が、彼に与えた影響は大きいのだろうなあ。。
彼が言うように、今の俺らの世代には、正直想像もつかないし、日本人が平和ボケしているといわれるのは間違いないのだ。
自分とそう年齢の違わないルディの言葉は、とても重みがあるし、アジアからずっと中欧を周っていろんなものを見てきた分、ものすごく心に響いた。

まあとにかく、そんなまじめな話もしつつ、クラブに行って騒いで、飲んで、本当に楽しかった!!
近いうちに演劇祭のあるシビウにも遊びに行けたらいく!!と言ってたし、楽しみだ!!!

ルディに会う前にブカレストの劇場で芝居も見れたし(言葉は全くわからないけど、彼らの表情、視線、しぐさで感じるものはたくさんあるのだ!これまた300円)、かなり堪能!!!

さあ、明日はいよいよルーマニア、シビウ国際演劇祭の地、シビウに列車で乗り込みます