さてさて、7時間以上のバスで移動してきた国は、セルビア!首都ベオグラード!!
ここら辺の国々は本当に様々な紛争や問題を抱えてきた。
紀元前から争いは絶えなかったこの地域だけど、近いところでいえば、1991年のユーゴスラビア連邦崩壊後、セルビア、モンテネグロで新ユーゴスラビアを形成。
1999年にはコソボの自治権を巡ってNATOの空爆を受けたり。。。
2000年には「市民革命」が起き、2003年に連邦制から連合国家制へ穏やかに移行、2006年にセルビアも独立国家となったらしい。
市民革命って。。。。
なんか昔歴史で習った、結構前の時代の感じだよね。
独立国家となったのが2006年。。
まだまだセルビアとしては新しい国なんだな。
今ではコソボは国連では独立国として認められているけど、セルビアは自治州だといっていて、まだ不安定は不安定みたい。
空爆の跡地が普通にあるけども、街自体はとてもきれい。
戦争の多い地域だけに、古い建物は少ししか残っていないけれども、ドナウ川とサヴァ川に挟まれた、なだらかな丘陵の街。
人々は歩行者天国でゆったりお茶をし、カップルは談笑している。
わずか15年前、何千人の命を奪った戦闘があった場所とは思えない。。
いまの平和な雰囲気からは、想像ができない事実だ。
何が人間を戦争に向かわせるんだろう。。
今の平和な時間、これを壊すほどの何か。。
それは、もしかしたらわれわれ日本人にはわかりえない、民族問題とか、宗教問題なのかもしれない。
陸路で簡単に国境が越えられる、島国でない国の感覚。。
なんだか色んなことを考えながら、街を歩いた。
明日は、サラエボ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナからお送りしますw