共産党市議団の質問力低下問題
2024年の泉南市議会6月議会を傍聴している。共産党市議(大森、楠)の炬燵質問(現場に足を運ばない、関係者に取材をしない)は相変わらずだ。楠議員がりんくう湘南高校廃校問題で、自分の実体験を話したことぐらいは評価できる。学校特別教室のエアコンの実現、体育館のエアコンの設計実現等は、進捗状況の質問すらしなかった。結果、維新石橋議員が進捗状況を的確に質問し、要求実現したのは維新だとアピールすることになった。楠議員は公共施設のLED化の必要性を質問してはいたが、進捗状況と今後の予定の明確化まで迫らなければ駄目だね。その点、傍聴には維新議員のアドバイザーがいて、質問前と質問後にアドバイスを与えている。共産党もアドバイザーがいるねえ。中学生自死事件の第三者委員会報告書に関して、大森議員は報告書を引用してあれこれ質問していたが、核心部分は、維新石橋議員が「すべて教育員会の責任だというのが第三者委員会の結論でしょう。」というように畳みかける質問をしなければダメだね。さらに、母親が教育委員会の謝罪とさらなる説明を求めていることに教育委員会がどう応えていくのかまで追及しなければダメだね。万博に関しても、維新議員たちは推進の立場で宣伝強化の必要性を質問している中で、共産党なら現場の教職員にリサーチして、また保護者にもリサーチして、学校への万博遠足の問題点を厳しく追及しなければダメだね。維新井上議員は相変わらず公民館、集会所、体育館、図書館、文化ホールなどなどの公共施設潰しの計画実施と推進を迫っていたが、アドバイザーに知恵をつけられて的確に質問しているから、それなりに説得力が生まれている。今話題の添田議員だが、外部監査報告で指摘された違反行為などを具体的に追及していたのは見事だ。6億円の交付金を使って行ったロングパークへの誘客連携事業のいかがわしさ、大和リース、トライハード丸投げへの一貫した追及は評価できる。ただ、生活保護受給者の鍼灸整骨あんまマッサージ治療の医療扶助手続きについて執拗な質問の意図だが、手続きの簡略化による生活保護受給者の保護が目的か、切り捨てが目的かが、不明だった。