筑波山神社には随神門(ずいしんもん)があり、

神仏習合(しんぶつしゅうごう・神道と仏教が

一体となっていた)時代を思わせます


こちらの随神門は、つくば市の指定有形文化財です

1,811年に再建されています(初代門は焼失)





随神門のすぐ近くにの御神木

樹齢800年の大杉です

こちらはパワースポットのひとつとされています


筑波山は山自体が御神体

古代から山岳信仰の対象であり、

超パワースポットであり、

縁結びなどのご利益があり、

実際に男女の出会いの場

でもありました


春と秋の農閑期、

今でいう街コン、合コンのような

歌会が催されていたそうです


未婚の男女だけではなく、

関東一帯から老若男女が集まり

歌い、踊り、飲食し、そしてマッチングする男女も



ピンクハートピンクハートピンクハート



鷲の住む 筑波の山の 裳羽服津(もはきつ)の

その津の上に 率(あども)ひて

未通女壮士(をとめ をとこ)の 行き集ひ

かがふ嬥歌(かがい)に

人妻に 我も交じらむ 

わが妻に 他(ひと)も言問へ

この山を 領(うしは)く神の昔より

禁(いさ)めぬ行事(わざ)ぞ

今日のみは めぐしもな見そ

言(こと)も咎むな

【万葉集・歌垣 高橋虫麻呂】


【訳】

私の住む筑波の山のモハキツという地に

誘い合った男女が集い、楽しそうに歌い、踊る

私も人妻に交わろうポーン

私の妻に言い寄ってもいい笑い泣き

この山を治めている神様が

昔からお許しなさっている行事なのだ

今日ばかりは監視もせず、咎めるな



農業は古代よりとても大変な仕事でしたが、

時には息抜きをしていたということでしょうか


緑と水源が豊かで、美しい

神の地においては、

開放的な気分になったのかも知れません


ちなみに、この歌垣(合コン)で

相手が見つけられなかった人を皮肉る

歌もあるそうです 滝汗