金メダル最有力の世界女王が格下の選手に敗れる波乱【パリ五輪】
旗手を務めた金候補・フェンシング江村美咲がまさかの3回戦敗退! 世界女王のうなだれる姿に落胆の声「旗手はダメのジンクス」【パリ五輪】
■パリオリンピック™ フェンシング女子サーブル個人 3回戦(日本時間29日、グランパレ)
フェンシング女子サーブル3回戦で、世界選手権2連覇中で世界ランク1位の江村美咲(25、立飛ホールディングス)が同24位のチェ・セビン(韓国)に7-15で敗れた。
金メダル最有力候補で、開会式では日本選手団の旗手も務めた今大会の顔とも言える江村は、準々決勝に進めず敗退となった。
江村は、22年に世界選手権を初制覇。23年には世界ランキング1位に登りつめ、世界選手権2連覇を達成した。この快挙達成により今大会でも金メダル獲得が期待されていた。
日本の女子フェンシング界のエースとしてけん引し、金メダルの期待が高かった。今大会は日本選手団の旗手をブレイキン男子の半井重幸(Shigekix)と一緒に務め、開会式では強い雨が降る悪天候の中でも笑顔を絶やさず、日の丸を掲げた。
スケートボード、堀米雄斗が連覇…男子ストリート
パリオリンピックは29日、スケートボード男子ストリートが行われ、東京五輪「金」堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)が金メダルを獲得。
東京大会に続き、連覇を達成した。
【パリ五輪】長野出身のカナダ代表・出口クリスタが金メダル…柔道女子57キロ級
東京五輪の悔しさバネに「塩尻にメダルを」
「パリ五輪・柔道女子57キロ級・決勝」(29日、シャンドマルス・アリーナ) 日本出身の出口クリスタがフン・ミミ(韓国)との決戦を制し、悲願の金メダルを獲得した。最後はミミが3度目の指導を受けて、クリスタの反則勝ちとなった。
◆出口クリスタ、長野県塩尻市出身。カナダ人の父と、日本人の母の間に生まれた。3歳から地元の誠心館道場で柔道を始め、松商学園高1年時にインターハイを制覇。山梨学院大に進み、1年時から全日本学生優勝大会での団体4連覇に貢献した。大学3年時の17年からカナダ代表として活動し、世界選手権は19、23年に優勝。
一方、フン・ミミは早大生で、韓国人の父と、日本人の母を持つ。決勝はともに攻め手を欠き、延長に突入。ともに指導2の後が無い状況で、最後は許海実が反則負けとなり、出口が金メダルを獲得した。