クレイジー・タウン、フロントマンのシフティが49歳で急逝
「Butterfly」のヒットで知られるアメリカのラップ・ロック・バンド、クレイジー・タウンのフロントマン、シフティ・シェルショック（本名 Seth Brooks Binzer）が6月24日、ロサンゼルスにある自宅で死亡しているのが発見された。49歳だった。代理人は、死因は薬物の過剰摂取だったと『Rolling Stone』誌に話している。
米伝説的バンドの破天荒ボーカルが死去、49歳 数々の騒動、薬物依存…8週間前に「しらふで生きること」と投稿
『バタフライ』で知られる「クレイジー・タウン」のボーカル、シフティ・シェルショック（本名セス・ビンザー）さんが死去した。49歳だった。ロサンゼルス検視局の記録によると、24日に亡くなっており、現時点で死因は不明となっている。
長年薬物依存と闘ってきたシフティさんは、2012年に意識を失い入院し昏睡状態が続いた後に退院。訃報の8週間前にはインスタグラムにこう綴っていた。
「俺は闘う人というより愛する人だ。しかし俺が闘う代わりに愛する必要がある相手は自分自身だ。ミスター・シフティの真の愛。しらふで生きること、そして感謝」
依存症と闘うセレブが出演するテレビ番組にも出演していた。
1992年にクレイジー・タウンの共同ボーカルとなるブレット・マズアと出会い、最初はブリムストン・スラッガーズという名前で活動。
1999年に同バンドが結成され、1年後にはオジー、シャロン・オズボーン主催の「オズフェス」の一員としてツアーを予定していたものの、シフティが酩酊状態で、窓から椅子を放り投げ逮捕される事態となっていた。
2002年リリースの『バタフライ』は全米シングルチャートで2週間首位をキープし、オーストリア、デンマーク、ノルウェーなど海外でもナンバーワンを獲得した。
しかし、同年のセカンドアルバム『ダークホース』が伸び悩み、同バンドは解散。
2007年に再結成し2009年にはステージに復帰した。
2017年にはメンバーらが脱退したことで、シフティさんはバンド名を「クレイジー・タウンX」に変更。
2019年にはカナダでツアーバンが大型のシカ、ヘラジカと衝突し、シフティ含めメンバーらが病院で打撲や切り傷の手当てを受ける事故があった。
他にもバンドは昨年のツアー中、シフティとボーカルのボビー・リーヴスが流血する喧嘩をしたものの、ツアーが続行され話題となっていた。
シフティさんは、私生活で2人の女性との間に息子がそれぞれ1人おり、強盗未遂やドラッグの販売、使用など頻繁に警察沙汰を起こしていたことでも知られている。
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