「ヘビメタ」は蔑称? 月亭方正のポストきっかけに論争再燃 | ʎʞɹǝ pɐǝɥuǝʞɹᴉq

「ヘビメタ」は蔑称? 月亭方正のポストきっかけに論争再燃「まだ言うてる人おるん」賛否飛び交う

《僕は中学でRCサクセションに出会い。高校でラウドネス。XーRAY。子供バンドに熱狂しましたMSG。デフレパード。ヴァンヘイレン。ゲーリームーアなどなどヘビメタ少年やったな~》

 

 5月5日、落語家の月亭方正が、前日4日に日本のヘヴィメタルバンド『LOUDNESS』のライブに行った報告とともに、Xに冒頭のポストを投稿。方正は、その前日にはLOUDNESSのメンバーと一緒に撮った写真もアップし、メタル好きの間で話題を呼んでいた。

 

  ところが……5日のポストで方正が何の気なしに使った一言から、X上で思わぬ論争が巻き起こった。 「方正さんが、ヘヴィメタルを『ヘビメタ』と書いたことで、メタルを『ヘビメタ』と呼ぶのはアリかナシか論争が沸き起こったのです。

 

  最近の若い世代ではあまりヘビメタという言い方をする人もいませんが、40、50代のハードロックやヘヴィメタルを愛するファンのなかには、かつてバラエティ番組の企画を発祥に、メタラーをイジる意味合いでも使われていた『ヘビメタ』という呼び方を嫌う人もいて、Xでは『ヘビメタ』がトレンド入りしました」(週刊誌記者)

 

  方正のポストから派生した論争に、Xでは、 《ヘヴィメタルをヘビメタと呼ぶのは蔑称なのか?みたいなの今でも言われててちょっと面白くなってます まだこんなこと言ってんだなー。20年以上前から変わらんなぁ。個人的にはどーでもいいわ、呼び方なんて》 《ヘビメタという言葉は自分は嫌いでした。蔑称だと思ってたから。でも今はそうじゃないのか》 《論争に関してはもうどちらでもいいです。そう思いますが『ヘビメタ』という名前はこの音楽を蔑んだ呼び名です。誰かの好きな音楽を蔑むなんて僕には考えられないことです》 《これは世代によるところが大きいんだろうな》  など、賛否含めて、さまざまな声があがった。

 

  こうした論争に、ついにはメタル側の人たちまで言及。日本で唯一のヘヴィメタル/ハードロック専門誌『BURRN!』の編集者・前田岳彦氏は「ヘビメタ」という言葉が悪い意味で使われていた過去があったことも認めつつ、 《しかしその後時代は流れ、良くも悪くも物事は変化して、今の若い子達はヘビメタを蔑称としては使っていません。なのでヘビメタと言われても温かく接してあげてください。(笑)以上です》  と投稿

 

。日本のヘヴィメタルバンド『THE冠』の冠徹弥は、 《え!まだ言うてる人おるん。ヘビメタとヘヴィメタル論争。愛があればどっちゃでもええ》  とポスト。その数十分後にも、 《ヘヴィメタル推奨派の皆さん、 差別的ヘビメタ呼ばわりで悔しい思いをした人の気持ちもわからなくもないけど新規の悪気ないヘビメタ呼びを糾弾する事だけはやめようね。英語をカタカナで表記してる時点で同じ。 正解はheavy metalなんだから》  そう補足で投稿し、メタルファンからの共感を集めた。

 

  自身の投稿で勃発したヘビメタ論争に、きっかけをつくった月亭方正もさぞ驚いたに違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マーティ・フリードマン

「ヘヴィメタルはヘビメタでいいよ。」

 

マーティ・フリードマンのインタビュー記事があります。

↓↓


「ヘヴィーメタルは笑えるものじゃん(笑)。
笑わなければ損だと思います。
歌詞が一番笑える。
何でかって言うと、歌詞書いている人達は国語が英語じゃない人ばっかりじゃん。
北欧とか南米とかドイツとか日本とか...。
いくら英語が上手くても、歌詞書くと笑えるよ。
チョー面白いじゃん(笑)。
いつも宗教とか鬼とか刀とかお城とか...。
それを自分で笑わないと人から笑われるかもしれない。」
「なんで日本人メタラーが笑わないのかというと、歌詞がわかんないから。」

 

 

マーティ・フリードマンは「ヘヴィーメタルはヘビメタでいいよ。」と言っていましたし、

BURRN!誌も「ヘビメタなんて言うな」というような余裕のない態度は心が狭いと言っていましたね。