日本人は世界一お金が好きな民族である
損はしたくないという思いが強く、投資には手を出さず、預貯金をしている人が圧倒的多数である。
金融資産の割合でみると55%が預貯金に回されている。
これは他の先進国からみても非常にに高い数字。
先進国の多くは預貯金よりも投資の割合のほうが高いのである。
また日本人は世界一ケチな民族
日本人は寄付をしない。
先進国では家計の2~3%を寄付しているが、日本ではたったの0.08%に留まる。
アメリカと比較すると、一人あたりの寄付額/年が12万に対し、日本は2500円しかないそうである
震災が起きた年に寄付額は倍増したが、それでもたったの0.16%(約6500円)
このように日本人は困っている人のために寄付もしなければ、社会にお金を回すための投資もしない。
結局のところ、自分のお金を守ることしか考えていないのである。
人のためにはお金を使いたくない。
人よりも信じられるのはお金だけ。
そんな国民性が見てとれる。
しかも「お金儲け」=悪という認識が現在では根付いてる。
儲ける=ネガティブなイメージを持っている人が非常に多い
とくに投資や不労所得で儲けると、汗水たらして働いていないと批判されたりもする
私自身も社会人1年目から資産運用を行っているが、このようなネガティブな反応が大半を占める
このあたりはとても矛盾している
お金は好きで、心の底では儲けたいと思っているのに、公には口にはできない
口にすれば周囲からの反応に叩き潰される
そういった考え方の原因になっているのが「清貧の思想」
清貧の思想は「理念に生きるために、あえて豊かな生活を拒否する」という考え方だが、これがいつのまにか「豊かになるためには、理念を捨てて汚れなくてはいけない」という考え方に変わってしまったという。
そこで著者は「清豊の思想」を提唱している。
清く豊かに生きることこそが、世の中をいい方向に変えていくのだ。
そのためには経済について考える必要がある。
著者は経済を「お金を通してみんなの幸せを考えること」と定義している。
ではどのように行動すれば「みんなの幸せ」に貢献できるのだろうか?
それは一人ひとりがよい消費者になることである
また、過剰なサービスを求める消費者が、ブラック企業を生み出している。
消費活動は、必ず誰かの生産活動につながっている。
需要があって供給が生まれる、その逆はない。
つまり過剰なサービスを求めるあまり、企業はそれに対応せざるをえなくなっている。
そのしわ寄せが従業員にいき、結果としてブラック企業が生まれている。
この負のスパイラルはどこかで断ち切らなくてはならない。
そのためにも、一人ひとりがよい消費者になることはとても重要である。
また消費活動は社会貢献であるという観点から考えると、消費をすることは素敵な商品やサービスを提供してくれている会社や従業員を応援する行為と同義である。
世の中はみんなが使ったお金で成り立っている
つまり消費=社会を創造するということなのである
金儲=悪 側面だけに囚われず、物事の本質を見極めて行動をとってほしい
この本を読んで、日々の生活の中の消費、そしてなぜ自分がお金を稼ぎたいと考えるのか
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