戸籍上のパートナーがいたことがある。
戸籍上だけの。
戸籍上だけでしかなくなっていた。
でも戸籍という観点では正式な。
パートナー。
ヒトヅマという肩書きを持っていたその頃のアタシに
キスのひとつもしたことないのに
「家も何も棄てて白馬に来ればいいだろ?」
と言ってくれたヒト。
“みさこ姫。ごきげんうるわしゅうございますか?” で必ず始まり
“大好きだよ” でいつも終わる手紙をくれてたヒト。
東京本社に来る時だけしか逢えないし
フロアじゃ上司で同僚だけど
オフィス離れて改めて待ち合わせすると
いつもアタマぽんぽんして迎えてくれたヒト。
肩書きだけでもそうなら不倫だといわれたら反論は出来ない。けど。
ココロは動く。動いた。
終活してたら
姫。なヒトの手紙が出てきた。
生きてるのか死んでるのかもわからなかった。
死んでてもおかしくないと感じていたから
生死のステータスは知りたいと思った。
手段はココでの呼びかけかFB。
で結局、生きていましたよ。と。
過去。記憶。想い出。追憶。
手繰れないものも多いし
今。を一番にしていたいとは思うけど
思い出すプロセスの中で蘇る感情や感覚は時々アタシを夢から呼び起こし現実に繋いでくれる気がする。
どんな種類でも【好き】があるのはシアワセなことに違いない。
一方通行でも、ね。