叱る時、やってはいけない10か条 (3/7 8:54 All About)
叱る時にやってはいけない重要なポイントがあります。場合によっては、取り返しのつかないことになるケースもあります。
ここに、上手な叱り方のポイントを「べからず集」の形でまとめてみました。
■やってはいけない10か条!
①感情的に叱ってはいけません。
感情的に叱らないためには、一度深呼吸をして、気持ちを落ち着けてから叱るといいでしょう。感情的に叱ってばかりいると、情緒不安定な子どもになる場合もあります。
②子どもの言い分を聞かずに、叱ってはいけません。
例えば兄弟喧嘩では、喧嘩の理由も聞かずに上の子どもを叱ってしまう親も多いのではないでしょうか。これに限らず、子どもの話を聞かずに頭ごなしに叱ってはいけません。まず冷静に、子どもの話を聞いてあげましょう。
③くどくどといつまでも叱り続けてはいけません。
これではかえって親の意図が伝わりません。親の伝えたい内容は心に残らず、怒られているという印象だけが強く残ってしまいます。
④自分の都合で叱ってはいけません。
疲れているからといって、八つ当りで叱ってしまったことありませんか? 後でお母さんが後悔するだけです。
⑤両親が一緒になって叱ることは避けましょう。
子どもの逃げ場がなくなってしまいます。一方が叱れば、一方がフォローするという形が理想的です。我が家の場合は、決めごとにしたわけでもありませんが、上の娘を叱るのは私で夫はフォローにまわります。そして、下の息子を叱るのは主に夫で私がフォローするという役回りです。だからといって、子どもたちは片方の親と仲が悪いわけでもありません。
⑥誰かと比べて叱ってはいけません。
「○○ちゃんは上手なのに」「お姉ちゃんはもっと早くできていたのに」と、誰かと比較してはいけません。ひがみやすい子どもになってしまいます。また、いつも同じ子どもと比較していると、その子どものことが嫌いになってしまう場合もあるので気をつけましょう。それは兄弟間でも言えることです。
⑦昨日と今日で言うことを変えてはいけません。
一貫性を持って叱らないと子どもは不信感を抱きます。また、父親と母親もしつけに関して話し合い、統一性を持たせましょう。人によって言うことが違うと、子どもは迷ってしまいます。
⑧全人格を否定する言葉や子どもを突き放す言葉は、使ってはいけません。
「生まれてこなければよかったのに!」など全人格を否定する言葉や、「もう知らない! 勝手にすれば!」「出て行きなさい!」など、子どもを突き放す言葉は子どもの心に深い傷となって残るので、絶対に使ってはいけません。
⑨今叱っている内容に付け加えて、昔のことまで引っ張り出して叱るのもタブーです。
叱っていると、そのことに関連した過去の過ちも思い出し、つい昔のことまで叱ってしまう親は多いようです。終わってしまったことを言っても意味が無い上に、子どもがいやな思いをするだけです。
⑩愛情のない体罰はやめましょう。
体罰を与えることによって、親の意図が伝わりにくいだけでなく、子どもの心に深い傷を残します。さらに、その恐怖から嘘や隠し事などで自分を守ろうとしたり、また、友達にも乱暴になる場合もあります。
いかがでしょうか。皆さんの叱り方で、思い当たる点はありませんか? 「この10か条、全てを守ることなんてできない」と思っていらっしゃる方、多いと思います。それで当然だと思います。理屈ではわかっていてもなかなかできないものです。
最初から理想的な叱り方ができている親はいないと思います。一つでも二つでもかまいませんから、できそうだなと思うことからやってみてください。「親も子どもと一緒に成長していく」ぐらいの気持ちで、少しずつ実行して行きましょう。
【子育ての悩み相談ガイド: 鈴木牧子】