先週、講習会へ参加した。





講師は千家十職である


塗師、十三代中村宗哲さん



地元の裏千家の役員の人たちの挨拶の後、講師のお話


あら、宗哲さん女性なんだ。


中村宗哲の歴史を話してくれた。

豊臣秀吉の武士だったが、豊臣の時代ではなくなったので武士をやめて物を作るようになり、塗り物やるようになった。


歴代にも女性が何人かいるが、時代的に女性は正式に認められていないので、仕事の話で千家に出入りするときも正門ではなく裏口から訪問していたとか。


十二代宗哲(当代のお母さん)の時に正式に女性の当主が認められた。


石川県にも縁があり、京都からも近いので何度も来ているらしかった。


漆の話では、作品や道具の写真も色々見せてくれた。

漆の木は1回取り終わると木を切ってしまう。外国の漆は2回目とることもあるが、2回目だと質が落ちるため。


作品は

千家十職全員コラボの台子(表千家依頼)など色々



いつもお稽古で


お塗りは?

→宗哲でございます。


などと習うが、この問答をやるのは裏千家だけらしい。


呈茶席もあり、

扇面「日々是好日」坐忘斎お家元の花押?


菓子は小松市の行松さん

蓮根かん


レンコンが少しシャリっとして、美味しかった。お腹空いてたので大きくて嬉しかった。


帰りの電車には若い人がやたら多くて、なんだ?と思ったが、座ってる男の子のタブレットにチラリと見えたのがインターンシップの文字。

あ、郊外には大きな会社がたくさんあるから、夏休みにインターンシップに来るのね?


この体育会系男子が大きな企業に入って役員に上りつめて行くのか。。。

仕事できそうな女子もたくさんいるな。


転職、厳しいなと現実をみた気がした。