昨日のもやもやの原因となったPF300
以前保有していたころの思い出と合わせて解説しよう。
まぁネットで画像拾って来たんで、イメージ駆り立ててください。
ペットネームは”Performer”
仕様は
メイプルトップ+マホガニーバック。
メイプルネック+ローズ指板
PickUpはSuper70。
2V2Tのタップスイッチ1(フロントリア共有)
ミディアムスケール22Frets
ジブラルタルブリッジ+QuickChange2
べっこう柄ピックガードといったお洒落さん満載なギターです。
またノブ類も、名前忘れちゃったけどPS10(ポールスタンレーモデル)等と共用で
ちょっと大きいんだけどラバーが巻いてあって使いやすい品物でした。
まぁなんでこれがいいのかというとね。
いつも言ってる様に、材の構成がドはまりなんですよ。
ピックアップは、当時グレコと共有で、GrecoのScreamと思ってください。
U1000ですね。Dry登場前のScreamですからセラミックではありません。
後にIbanezを代表するV2やSuper58の前に良く積まれたピックアップですね。
フルカバータイプにはカバーにエンボスの打刻の入ったものや、剥かれてオープン化された個体迄。いろいろあったね。
もちろん音やそのほかも気に入ってたんだけど、その当時でも。
”そのギター何?”になったんですよ。
当時はリアピックアップをDancanのJBに積み替えてましたけどね。
Dancanってまぁ個体によって音が影響されやすいんですが、いい音してました。
SGとかに積んでもピンとこないんですよね。
ピックアップエスカッションが1:2:で調整可能なIbanez仕様だったので、穴開けて積んでました。
フィルコリンのDT555のリアがSuperDistortionに変えてあって、同じように穴開けて使ってましたね。
社外のエスカッションだとフロントとサイズが合わなくなってかっこが悪いんです。
IbanezもYAMAHAに負けず劣らずそのあたりのサイズとかは自社規格だったんです。
製造期間はたったの2年。まぁYAMAHAのSXと同じように短命で終わるんです。
なぜこのような名器が姿を消したのかは、70年代後半のきな臭いコピー紛争の結果かもしれません。
ちなみにこのPF300、海外ではプレミアがつき10万超える個体はざらです。
てか今回の5万円って評価低すぎんだろ(w
なんにせよ国内で出回った数はかなり少ないと思われます。
今はこの手の個体はマホネックが当たり前なんだけど。
当時はAR300も亜種の305とかでマホ仕様とするように。
意外と国産はメイプルネックがあったんですよね。
さて、この子はなぜ海外で人気があるかですが。
はい、こいつは立派なJVです。
製作はまぁ星野楽器ですからFujigenです。
懐かしい個体ですが、Concert,Performer,Artist,当時のIbanezと言えばこれらでしたね。
これらで80年代のバンドブームを迎えられたのはARシリーズだけだったとは。
当時のギター小僧たちは何考えてたんだろねぇ。
全く見る目がねぇ(w
売れるか売れないかはその時代のニーズで、ニーズはPlayerが作るもんです。
残念ですな。